Rollei35

2017.01.07

Rollei35 最小の35mmカメラでドイツの質を感じよう

Rollei35

Rollei35(ローライ35)シリーズは、二眼レフでも広く知られるRollei(ローライ)が1967年から販売した、35mmとしては最小の部類に入るコンパクトカメラ。
中古人気が衰える気配はありません。

その特徴はとにかく小型であること。
さまざまな中古カメラのなかでも、今なお最小の部類であり続けています。
ハーフサイズカメラよりも小さいボディは、日本製カメラに辛酸を舐めさせられつつあったドイツのカメラの面目躍如ともいえるものでした。

ツァイスのレンズを搭載し(一部シュナイダー製も存在)、小型ながら写りは世界レベル。
ボディのデザインもドイツの工業製品ならではの、バウハウスの伝統を受け継いだシンプルで飽きのこないものに仕上がっています。

コンパクトなボディに緻密なメカニズムを凝縮したRollei35。
このカメラにはどんな魅力が詰め込まれているのでしょうか。

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Rollei35

今なお中古カメラの中でトップクラスの人気を誇る、機械式の高級コンパクトカメラ。
Rollei35(ローライ35)は日本製高級コンパクトカメラとは違った魅力を持った、使えば使うほど味の出るカメラです。

Rollei35の性能・スペック

Rollei35

形式35mmコンパクトカメラ
シャッターレンズシャッター
1秒〜1/500秒、B
レンズテッサー40mm F3.5
露出計内蔵
ファインダー逆ガリレオ式
0.75倍
電池H-D(MR9)水銀電池
発売年1967年

※Rollei35(Tessar付き)のスペックを記載しています。

驚異的な小型化を実現

どんな場所にもで持ち運べるカメラは、写真が発明されて以来人類の夢であり続けてきました。
世界のすべてを記録する。
どんな瞬間でもシャッターを切ることができるカメラ。
カメラの歴史は小型化の歴史です。

1967年に発売されたRollei35は、そんな夢に一段と近づいたカメラでした。

Rollei35の特長は、とにかく小型軽量であること。
ボディのサイズは、幅が99mm、高さが68mm。
奥行きについては沈胴式レンズを採用することで、たったの42mmを実現。

現在身近なもので例えると、横幅はiPhoneの全長よりも短く、高さはiPhone6の横幅とほぼ同等です。

このサイズからもわかるとおり、Rollei35は常に持ち歩くことが可能なカメラ。
どんなときにも持ち歩き、すべてのシーンを記録するのにうってつけな道具としてこの世に生を受けたのです。

フィルムカメラを中古で探す場合、21世紀になった現代でもこのRollei35よりも小さいカメラはほとんどありません。

マニュアル露出の「使う喜び」

Rollei 35S 軍艦部

もちろん、Rollei35は小さいだけのカメラだけではありません。

小さなボディに精緻に詰め込まれた機械式のメカによって、扱えば扱うほどに、機械式カメラならではの使う喜びが増してくるのです。

Rollei35のシャッターはドイツ・デッケル社のコンパーシャッター
機械式レンズシャッターの代表格です。

小型軽量ながら性能は本格的。
シャッターは1秒〜1/500まで搭載、バルブ(シャッターを開いたままにすること)ももちろん可能です。

フォーカスは目測式ですが、Rollei 35C以外の機種には基本的に露出計を内蔵。
スナップシューターとしての性能は完璧です。

このRollei35をきっかけに日本のカメラメーカーも小型のコンパクトカメラを次々と送り出すようになったのですが、多くは初心者の使用性を重視し、プログラムシャッターの搭載が中心です。
マニュアルで露出を決定するマニュアルカメラならではの楽しみは、Rollei35ならではの魅力だといえるのではないでしょうか。

ドイツの粋を集めたレンズたち

中古で人気が高い最大の理由は、なんといってもレンズにあるといえるでしょう。

カメラとしてもっとも重要な要素「写りの良さ」は完璧を通り越して世界最高レベルです。

それも当然のこと。
今も昔も最高の写りを誇る、ドイツのレンズを搭載しているのです。

Rollei35のレンズは基本的にツァイス製(初代Rollei35には一部にシュナイダー製のクセナー付きがあるようです)。
テッサー、ゾナー、トリオターと、さまざまなツァイスを体感することができますよ。
中古を探すときには、好みのレンズを搭載したRollei35がよりどりみどりです。

焦点距離は40mm。
標準よりも少し広角に振った、非常にオーソドックスかつ、どんなシチュエーションにも対応できる画角です。

鷹の目テッサーをはじめ、ドイツの技術力が生み出した銘レンズたちでいつでも世界を切り取る。
Rollei35ならではの経験が、そこには待っているのです。

中古ローライならサンライズカメラ
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Rollei35を楽しむ

小型軽量の機械式コンパクトカメラという、Rollei35の独特の立ち位置。
このカメラが開発されるきっかけには、一世を風靡した日本製カメラの存在がありました。

Rollei35とハーフサイズカメラ

Rollei35という35mmフルサイズの小型コンパクトカメラが生み出されたきっかけ。

それは日本製のハーフサイズカメラが世界的に流行したことでした。

ハーフサイズカメラの流行は、1959年に発売された初代OLYMPUS PEN(オリンパス ペン)がきっかけでした。
画面サイズを半分にすることで35mmカメラに比べ大幅に小型化。
しかもハーフサイズでは通常のカメラの倍の枚数を撮影できるのです。

通常の36枚撮りフィルムで72枚撮影でき、持ち運びにも便利なハーフサイズカメラは世界的に受け入れられ、普及していきました。

PENのほかにも、Canon DemiやKonica EYE、Yashica Half。
いつでもどんなときでも写真を撮ることができるカメラとして、日本の各カメラメーカーは、こぞってハーフサイズカメラを送り出したのです。

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ですが、世界的にフィルムが安価になってくると、ハーフサイズカメラの弱点「画質が悪い」ということが目立ってきてしまいました。

しかし、画面サイズを35mmフルサイズに戻すと、当然ながらハーフサイズカメラの構造のままではボディが大きくなってしまいます。

画質のよい小型軽量のカメラが欲しい。
その市場の隙間を正攻法で攻略したのが、このRollei35だったのです。

どんな道具でも小型化には高度な技術力が必要なもの。
Rollei35では、その問題をドイツの技術力で真っ向から解決したのでした。

ドイツの技術力を味わう。
さまざまなドイツ製中古カメラのなかでも、とくにRollei35は工夫に満ちあふれた存在です。

ちなみに、現在の中古カメラ市場ではRollei35は高級コンパクトカメラの範疇で捉えられがちですが、必ずしも開発当初は「高級コンパクト」を意図していたわけではありません。
そもそも高級コンパクトカメラとは1990年代に登場した概念。
作りもレンズも非常によいカメラながら、中古価格は比較的手ごろなのも、そのあたりに由来しているのかもしれません。

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Rollei35シリーズの各機種紹介・中古購入のポイント

さて、それではRollei35(ローライ35)を中古で購入するなら、どんな機種がおすすめなのでしょうか。
Rollei35といっても1種類だけではなく、Rolleiの主力製品として数多くのカメラが送り出されています。

Rollei35を中古で選ぶときには、レンズの違いで選ぶとよいでしょう。
具体的には、テッサー付き、ゾナー付き、トリオター付きです。

テッサーは言わずと知れた3群4枚の高性能レンズ。
初代Rollei35、Rollei35T(ゾナー付きが出た後の初代Rollei35の名称)、Rollei 35TE(露出計を指針式からLED式に変更)が搭載しています。
中古市場で玉数が多いのはこのシリーズです。

ゾナーは戦前から続く高性能大口径レンズ。
Rollei35S、Rollei35SE(露出計を指針式からLED式に変更)など、高級機に搭載されています。
レンズの違いから、中古価格も少し高めです。

Rollei35S

中古ローライならサンライズカメラ
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安価な三枚玉モデルも存在

トリオターは3群3枚のいわゆるトリプレットレンズ。
ローライB35(スローシャッターなし、露出計がセレン式)、ローライC35(スロー・露出計ともになし)など普及機種に搭載されています。
こちらは廉価版で中古も安いですが、独自の描写から熱狂的なファンも存在しています。

このように見ると、どうせ中古を買うなら高級機のゾナーがよいようにも見えますが、そこは世界のツァイス。
廉価なトリオターやテッサーも含め、三者三様の個性ある写りを楽しむことができますよ。

B35やC35はスローがないことで堅牢性も上がっているため、中古の状態と、販売価格とを照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

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Rollei35でいつでもフィルム写真を楽しもう

小型軽量でツァイスのレンズを楽しむ。
どこでも最高の写真が撮れるカメラ、それがRollei35です。

ぜひRollei35を中古で手に入れて、いつでもフィルムで写真が撮れる生活を体験してみませんか?

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