MINOLTA CLE

2017.01.14

MINOLTA CLE ライカレンズが使える端正なレンジファインダー

MINOLTA CLE

MINOLTA CLEは、Leitz Minolta CLの流れを汲んで開発された、ライカMマウントを持つレンジファインダーカメラ。
貴重なMマウント機でしかもAEが使えるとあって、中古で一定の人気があるカメラです。

Mマウント互換のレンジファインダーカメラはBESSA Rシリーズをはじめ2000年前後にも数多く世に出ましたが、それらとはコンセプトからして異なる、小型で軽快なカメラに仕上がっています。

M型ライカとも他のレンジファインダーとも異なる、四角い端正なボディ。
必要十分な機能を備えたボディは、よりMマウントレンズを身近なものとしてくれるでしょう。

ノンライツのMマウント機として同じく中古で人気の高いBESSAよりも、さらにサイズがコンパクトなのが魅力です。

ライカとMINOLTAの提携の残り香が随所に感じられるカメラ、MINOLTA CLEにはどんな魅力があるのでしょうか。
中古カメラ専門店サンライズカメラの、実際にCLEを使ったことがあるスタッフが紹介します。

MINOLTA CLE

MINOLTAが開発したライカMマウントのレンジファインダーカメラ、MINOLTA CLEとはどのようなカメラなのでしょうか。

ぜひ中古購入の参考にもしてくださいね。

MINOLTA CLEの基本性能・スペック

形式電子式レンジファインダーカメラ
シャッター速度B、1秒〜1/1000秒
電子式
横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
露出計内蔵(マニュアル時には動作せず)
TTL測光
AE絞り優先AE
ファインダー倍率0.58倍
ファインダー枠28mm・40mm・90mm
レンズマウントライカMマウント
巻き上げレバー式、1ストローク
巻き戻しクランク式
電池SR44酸化銀電池x2
製造年1981年〜

MINOLTA CLEはMマウントのレンジファインダーカメラ。
国産レンジファインダーの中でも中古人気の高い実用機のひとつです。

レンズ交換式レンジファインダーとして独自性が強い点として、絞り優先オートが使えることが挙げられるでしょう。
このカメラの発売された1981年、MINOLTAはXG-Eなどをはじめとする一眼レフで、絞り優先オートのカメラを販売の軸としていました。
XG-EやX700と同じ、シャッターダイヤルと同軸に黒と銀色のシャッターボタンを備えていることからもわかるとおり、MINOLTAの一眼レフカメラをベースとした設計となっています。

MINOLTA CLE 軍艦部

測光はシャッター幕で行われ、露光中にもフィルム面の光量をリアルタイムで計測することで、より正確なAEを実現しています。

シャッターはBと1〜1/1000秒、横走り布幕の電子シャッター。
マニュアル時に露出計が作動しない点は多くのカメラファンから指摘を受けることではあるものの、M型ライカに伍して十分に使用可能です。

ファインダーはうっすらと青みがかっており、ブライトフレームは28mm、40mm、90mmを備えています。
前機種だといえるLeitz Minolta CLと同じく、40mm標準レンズを前提としたスペックです。

レンジファインダーの基線長は約19mmで、このカメラで主に使用することになるであろう40mmや28mmには必要十分なスペックです。

中古レンジファインダーカメラならサンライズカメラ
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ライカになれなかったカメラ MINOLTA CLE

このMINOLTA CLEがライカMマウントを備えている理由。
それはライカとMINOLTAの提携に遡ります。

1973年、ライカとMINOLTAはそれまでのM型ライカとはまったく異なるカメラをこの世に送り出しました。
それがLeitz Minolta CL

Leitz Minolta CL

Compact Leicaの略ともいわれるLeitz Minolta CL(海外ではLeica CL)は、ライカM5譲りの測光素子がアームで露光面に飛び出る機構、縦走り布幕シャッター、そしてなによりコンパクトなボディで、Mマウントレンジファインダーの新境地を開拓しました。

Leitz Minolta CLについて詳しくはこちら

ライツミノルタCL(ライカCL) 日独の血が入り混じったコンパクト・ライカ

ライカとMINOLTAの提携はその後も続き、ライカの一眼レフ、RシリーズがMINOLTAの一眼レフをベースにしていることは多くの人の知るところです。

そして、このCLEも本来は、ライカとのダブルネームとなる前提で開発が進められていたようなのです。

ところが結果としては、CLEにライカの名が冠されることはありませんでした。

すでにドイツのカメラよりも合理的設計に長けていた日本のカメラメーカーならではの設計思想が、ライカに受け入れられなかったとも言われています。
結果、MINOLTA CLEはMINOLTA単独での発売となり、販売も海外では認められなかったとされています。

そのため中古ではLeitz Minolta CLのほうが人気が高く、中古価格も高めとなっています。
ですがCLEはより使いやすくブラッシュアップが図られているため、現代的な操作感を味わうことができますよ。
80年代ならではの使いやすさを感じる中古カメラ、それがCLEであるといえます。

中古レンジファインダーカメラならサンライズカメラ
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MINOLTA CLEで使いたいMマウントレンズ

28mm、40mm、90mmのブライトフレームを備えたCLE。
もちろん50mmや35mmのライカレンズも問題なく使用できますが、最も似合うのは、CLやCLEのために製造されたレンズだといえるでしょう。

中古レンズはMマウントとしては廉価なので、まずは専用レンズを合わせてみるとよいでしょう。

40mmのSUMMICRONとROKKOR

MINOLTA CLEの標準レンズは40mm。
Leitz Minolta CLから受け継がれた設計です。

40mmのMマウントレンズとして販売されたのが、ライカのSUMMICRONとMINOLTAのROKKOR

ライカはCLの時代にSUMMICRON C 40mm F2を。

SUMMICRON 40mm

MINOLTAはCLの時代とCLEの時代にM ROKKOR 40mm F2を販売しています。

M ROKKOR 40mm

またMマウントでは後年に、コシナVoigtlanderもNOCTON Classic 40mm F1.4を製造しているので、そちらを選ぶのも面白い組み合わせだといえるでしょう。

レンズの中古価格は、やはりミノルタのロッコールのほうが安め。
とはいえライカ製レンズの中古が高価なのはブランド価値による面も大きいため、CLEを使うなら、CLEの時代のロッコールを付けるのもじゅうぶんおすすめできます。

詳しくはこちらもご覧ください。

入門におすすめのライカレンズ10選 初心者の最初の1本に最適なL・Mマウントレンズとは?

28mmと90mm

CLEの備える28mmのブライトフレーム。
広角に強いことも中古カメラとしてのCLEの魅力です。

ライカの28mmレンズはElmarit 28mm F2.8を中心に各世代のレンズが使用可能です。
また、このCLEのために開発されたM ROKKOR 28mm F2.8はライカのレンズよりも非常にリーズナブルなため、手軽に使える実用のための道具として八面六臂の活躍をみせてくれることでしょう。

M ROKKOR 28mm

関連記事

エルマリート28mm F2.8 ライカ純正・広角中古レンズの最適解

90mmについてもライカレンズとM ROKKORの双方がそれぞれ使えるため、用途と予算に合わせて自在に合わせることができますよ。

M ROKKOR 90mm

MINOLTA CLEを中古で探すなら

ではそんなMINOLTA CLEを中古で手に入れるときにはどんなことを気をつけたらよいのでしょうか。

まず基本的に電子カメラのため、各部の動作、とくに露出計やAEといった電装系をチェックするのは他の中古カメラと同様。
なお前述した通りメーターはマニュアル時には動かないので、中古チェック時に故障だと勘違いしないようにしましょう。

電子カメラながら、CLEの修理が可能なカメラ修理業者も存在しているのは中古を手に入れる際に心強いところです。
もちろん状態の良い中古を手に入れるのがベストなのは言うまでもないですが、まだまだ現役で末永く使うことができますよ。
Mマウントのカメラとして中古の価値もある程度認められているため、修理済みで状態がよい個体が見つけやすいのもよいところです。

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小型軽快なMマウントのカメラならCLEで決まり!

MINOLTA CLEはM型ライカとも、後年のBessa Rとも違う、小さく軽く、それでいてライカの残り香を感じることができるレンジファインダーカメラ。
MINOLTAのカメラながら、プリントした写真からはどこかドイツの風が漂ってくるようです。

Leitz Minolta CLの正常進化系であるとともに日本製ならではの手に馴染む感覚を兼ね備えたMINOLTA CLE。
ぜひ中古で手に入れて、肩に提げてどこにでも連れていきたいカメラです。

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