ゼンザブロニカS2

2017.02.20

和製ハッセルのスタンダード ゼンザブロニカS2

ゼンザブロニカS2

6×6判のフィルムフォーマットで正方形の写真が撮れる中判一眼レフ。
一般にはハッセルブラッドがもっとも有名なカメラですが、「和製ハッセル」とでも呼ぶべき国産中古カメラが存在します。

それがゼンザブロニカS2
中判カメラの雄、ゼンザブロニカは1950年代後半以降、6×6判の機械式中判一眼レフを製造してきました。
ゼンザブロニカS2はそのシリーズを代表する機種。

遠目に見たらハッセル「っぽさ」のあるボディ形状が中古人気の秘密。
あのニコンと同じ、ニッコールレンズが使えることも魅力です。

ボディ、レンズともに中古は手軽な価格で入手可能。
気軽に中判一眼レフを楽しめますよ。

ハッセルにひけをとらない魅力をほこる、ゼンザブロニカS2とはどんなカメラなのでしょうか。
中古フィルムカメラ専門店、サンライズカメラのスタッフが紹介します。

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ゼンザブロニカS2

独特のフォルムから中古人気の高い中判一眼レフ。
まず、ゼンザブロニカS2についてスペックや特長をみてみましょう。

ゼンザブロニカS2のスペック

ゼンザブロニカS2

形式中判フィルム一眼レフカメラ
シャッターB、1秒〜1/1000秒
機械式
縦走り布幕フォーカルプレーンシャッター
露出計なし
ファインダーウエストレベルファインダー
レンズマウントブロニカマウント
使用フィルム120フィルム、220フィルム
フィルム交換フィルムバック着脱式
巻き上げセルフコッキング
発売年1965年

ゼンザブロニカS2の特徴

ゼンザブロニカS2

1959年の初代ゼンザブロニカにはじまる、ゼンザブロニカの中判一眼レフシリーズ。

なかでもシリーズを代表する機種が、1965年に製造開始されたゼンザブロニカS2です。
ゼンザブロニカの中でも、中古でもっとも人気のある機種なのではないでしょうか。

最大の特徴は、ハッセルブラッドを彷彿とさせるルックス。
ウエストレベルファインダーに、正面から見ると正方形のボディ。
6×6判の正方形画面で撮影できる中判一眼レフとして、まさに和製ハッセルという名が相応しいといえるでしょう。

中古人気の理由も、やはりこのルックスにあることは間違いありません。
ハッセルと同様の四角い中判一眼レフを中古で手に入れるなら、これかマミヤM645かどちらかになるといえるでしょう。

645Proとマミヤ645シリーズ お買い得な庶民派中判一眼レフ

もちろんフィルムバックは交換式で、フィルムカメラが現役だった当時は、ハッセルやマミヤに伍して、スタジオでも愛用されたといいます。

ブロニカならではの降下式ミラー

ゼンザブロニカS2をはじめとする、機械式・6×6判のシリーズには、ほかの中判一眼レフにはみられない独自の機構が搭載されています。

それが、「降下式」のレフレックスミラー

通常、35mm・中判を問わず一眼レフのミラーは、上への跳ね上げ式となっています。
ところが機械式ゼンザブロニカでは、ミラーが下がることで、レンズを通った光をフィルム面へと通す機構を搭載しているのです。

降下式ミラーには大きなメリットがあります。
それが、レンズの後玉のクリアランスの余裕が大きくなるため、レンズ設計の自由度が高まるということ。
ゼンザブロニカS2をはじめとする古いブロニカのレンズを見ると、レンズ後玉が他の一眼レフに比べ大きく張り出ていることがわかります。

ゼンザブロニカ用ニッコール50mm F2.8

ゼンザブロニカのフランジバック(フィルム面とマウントの距離)は101.7mmと、カタログスペック上はハッセルブラッドVマウント74.9mmに比べ長いように見えます。
ですが実は、ボディ内部にまで入り込むレンズ構成を可能とすることで、自在なレンズ構成を実現しているのです。

メカに興味のある中古カメラファンの方にも、ぜひ触ってみてほしいカメラです。

ブロニカでぜひ使いたいニッコールレンズ

ゼンザブロニカ用ニッコール50mm F2.8

ゼンザブロニカS2をはじめとする、機械式のブロニカで使用可能な純正レンズは、日本光学製のニッコールと、ゼンザブロニカ製のゼンザノン

ゼンザノンレンズも世間でいわれる程描写に劣るものではありませんが、やはり、これからゼンザブロニカS2を手に入れるとしたら、使いたいのはニッコールだといえるでしょう。

ゼンザブロニカ用ニッコールの特徴は、35mm用のFマウントニッコールにひけをとらないシャープな描写。
ニッコールならではの高解像度は中判でも健在です。

ゼンザブロニカ用ニッコールは、フランジバックが長いため、デジタルのミラーレス一眼でも当然使用可能ですが、そのイメージサークルを最大限に利用するためには、中判フィルムでの使用が不可欠です。

中判ならではの高解像度と、6×6判の正方形画面で、中判ニッコールの味わいを活かすのがおすすめだといえるでしょう。

マウントや形状の特殊さから、ブロニカ用ニッコールは中古も安め。
多彩な中古交換レンズを味わうことが可能です。

中古ゼンザブロニカならサンライズカメラ
中古ゼンザブロニカならサンライズカメラ

ゼンザブロニカS2の中古購入・使用のポイント

ゼンザブロニカS2

ゼンザブロニカをS2を中古購入し、使用する場合にはいくつかの注意したほうがよい点があります。

中古購入時にはしっかり状態チェック

ゼンザブロニカS2は、1960年代という製造初年を反映し、基本的には作りが非常によいカメラです。
プロユースの中判カメラだけあり、各部の剛性、精度も問題ありません。

ただし中古購入する場合、故障には注意が必要です。

ゼンザブロニカS2について一部で言われているのは、故障しやすいということ。
実際にはけっして脆いカメラではないのですが、各部が非常に精密な機構となっているため、ハッセルなどのライバルと比べたときに、そのような先入観を持たれるようになってしまったようなのです。

また製造終了から長い時間が経っているので、経年劣化が著しい中古があるのも仕方がないところ。

中古で探す場合には、1ヶ月以上の保証がついた個体を購入し、届いたら各部をチェックしましょう。
オーバーホール済みの中古を探すこともおすすめです。

ニッコール50mm F2.8

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他のどのカメラとも似ていないカメラ・ゼンザブロニカS2

和製ハッセルの呼び声高いゼンザブロニカS2。

ただし、青みがかったボディ貼り革や、光沢の強いメッキは、ハッセルとは似て異なるものです。
ルックスは似ていても、中身も独自の機構で満ち溢れています。

人とは違う中判一眼レフで撮影したい。
そんなときは、ぜひゼンザブロニカを中古で選んでみませんか?。
他のどんなカメラとも似ていない機構は、あなたを満足させてくれること間違いありません。

修正履歴:2018年7月3日 ミラー先落としについての記述に誤りがあったので修正しました。

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