2021.01.20

フィルムカメラ名機 撮影散歩⑨ROLLEI CORD Vb type 2 / Xenar 75mm F3.5(ローライコード クセナー)

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。今回は久しぶりのフィルムカメラレビュー。中判カメラ、二眼レフの「Rollei Code(ローライコード)」をご紹介。

露出計がないので、完全にマニュアルです。久しぶり過ぎて露出が少しズレてしまったけど、やっぱフィルムカメラは楽しいぃぃ。

以前「Rollei Flex(ローライフレックス)」では撮影しましたが、描写の違いやいかに!?

 

フィルムカメラ名機 撮影散歩⑦ RolleiFlex Planar75mm F3.5(ローライフレックス プラナー)

 

Rollei Code(ローライコード)の魅力

「ローライコード」は僕が一番欲しいカメラ「ローライフレックス」の弟分です。

「ローライフレックス」がまさっているのは、まずはそのネームバリュー。
後、操作面ではフィルムを巻き上げるのがクランク式なのも好きですが、描写力に関してはひけをとらないというか、写真を並べられてもたぶん分かりません(笑)。

自分で撮ればなんとなく違いは出てくるんですけどね。

二眼レフのスタンダード・ローライフレックスを中古で手に入れてみませんか?

 

写し出される独特の空気感


ISO 800/絞り F3.5

「ローライフレックス」と同じく、「ローライコード」で感じたことがあります。
それは同じ中版カメラでも、ハッセルブラッドやブロニカ、バケペン(PENTAX 67)などに比べると画質は少し劣りますが、それを補うどころか巻いてくる、独特の空気感です。

写真とは一瞬を切り取るものですが、それを「ローライコード」で切り取ると、前後の時間を想像させてしまう、映画のワンシーンのような写真になるんですよね。

 

使い心地は良いけど、慣れるまでは使いづらい

魅力だけを語るのもあれなので。。難点になるかは分かりませんが、やや使いづらさはあります。
シャッターチャージ、絞り、シャッタースピードなど、レバーがたくさんあるので、おじさんにはどれがどれか分からなくなります(笑)。

絞りを変えようと思って、間違えてシャッターを押しちゃうこともありました(上の写真)。
まーこれもご愛嬌ってことでいいのですが、はじめて二眼レフを使う方は説明書が必須ですね。

でも、そこはご安心を。以下にフィルムの装填方法からめっちゃ詳しく書いてくれています◎

 

小型軽量でも描写は本物!ローライコードで二眼レフを始めよう

あともう一点。ピント合わせのレバーを回すと、レンズ部分だけでなく、カメラの全面全体が動きます。
ちょうどそこに手をかけていたので、少し使いづらかったです。これも慣れれば問題ないんでしょうけど。

でもやっぱり使っていると楽しいんです。ファインダーを上から覗いて撮ることや、ボディーの質感など。クラシックな外観も好きなので、触れていたいカメラなんですよね。

それとレンズですね。ローライコードのレンズはシュナイダーのクセナーが搭載されています(前期はカール・ツァイスのトリオター)。
カール・ツァイスが良かったなーと思っていたのですが、、負けず劣らずの立体感のある描写を楽しめました。

 

フィルムカメラ名機 撮影散歩① Hasselblad 500C/M (Planar T* 80mm F2.8 CF 編)

 

ROLLEI CORD(ローライコード) Vb type 2 / Xenar(クセナー) 75mm F3.5の作例

FUJIFILM PRO400Hで撮影

生産終了が発表され、落ち込んでいる方も多いのでは?僕もその一人。中判カメラで撮るときは、一番よく使っていたフィルムです。
低彩度で明るく撮るとふんわりした描写になります。


ISO 400/絞り F3.5

とりあえず開放でパシャっと。F3.5ですが、中判カメラなのであまりボケないってこともありませんね。
前も後ろもしっかりボケてくれます。でも、欲を言えばF2.8から欲しかったかな。

それはさておき、いいですねー高画質ー。PRO400Hのふわっと感も意外と出てくれました。


ISO 100/絞り F5.6


ISO 400/絞り F3.5

ピントの合っている部分はパキッとしていますが、そこから緩やかにボケています。
低彩度のフィルムを使っといてなんですが、色のノリもいいです。

富士フィルムの出す緑色はステキ。


ISO 400/絞り F3.5


ISO 400/絞り F3.5

逆光で撮った写真もいいですね。少し冷たく、でも柔らかい光が注いでいます。
高画質なのにボケ味は素直なんですよね。

中判カメラで撮った写真はやっぱりドキッとしてしまう。

さ、ちゃんとしたフィルムで撮ったし、ここからが本番。

 

FUJIFILM PRO160Sで撮影

現在は発売されていない生産終了フィルムです。滑らかな粒子で、ナチュラルな描写。ポートレートからネイチャー写真まで幅広く使えます。
だけど、少し期限の切れたフィルムを使いました。


ISO 160/絞り F8

わぁーー、ステキー!!絞った時のパキパキ感、この描写力は中判カメラならでは。

逆光なんですが、ゴーストは出ていませんね。階調も優れています。明るい部分から暗い部分まで、潰れることなく表現されています。
それでいて、立体感もしっかり出てくれます。


ISO 160/絞り F5.6

ヒゲ猫。


ISO 160/絞り F5.6

ローライコード も、ローライフレックスも、古い商店との相性は抜群なんですよね。


ISO 160/絞り F3.5

露出がマニュアルなので、こんな失敗写真も出てきますが、これはこれでいいのかもしれない。
このザラっとした質感はフィルムでしか表現出来ません。
表現っていうか、失敗しただけですけどね。


ISO 160/絞り F8

これもやや暗め。マニュアル露出に慣れていない方は、先にデジタルで撮影して設定をそれに合わせるか、スマホアプリの露出計を使うといいですね。無料でいろいろあります。

僕はそれをやるとフットワークが重たくなるので、感覚で撮っていますが、こうやって失敗もします。


ISO 160/絞り F3.5

ピントに関しては、動いている被写体に合わせるのは至難の技。この猫がめっちゃ寄ってくる子だったので、大変でした。

また、二眼レフはファインダーを上から覗くタイプですが、左右が逆転して写し出されるんですよね。
もうちょっと左側を撮ろうと動かすと、右に動かしてしまいます。

これも慣れていたら違和感が全くなくなる時がくるのですが、この日は同時にミラーレス一眼にライカのレンズを付けて撮っていたので、混乱しちゃいました。

僕はミラーレス一眼の方で逆に動かしてしまいましたが、初心者の方は「ローライコード」のみで撮影に行くのがいいかな。


ISO 160/絞り F3.5

逆光での撮影はいいですね。自宅の子供部屋ですが、三脚を置いてスローシャッターで撮影しました。1/8秒くらいだったかな。メモを取るの忘れていました。

光をベール状にして包み込んでくれますね。この質感はたまりません。

 

Kodak Portra(ポートラ)800で撮影

ポートラシリーズは、明暗差の激しい場所でも白飛びや黒潰れをしない優秀なフィルムです。感度800の割にザラつきも少ないですが、今回使用したのは10年期限切れのフィルム。
期限が切れると、発色や感度が落ちて、ザラつきが強くなります。色味も赤黄色系に転ぶので、相性が良さそうだろうってことで使ってみました。


ISO 800/絞り F5.6

ローライコードの写し出す空気感と、期限切れフィルムは抜群です。
で、この猫なんですけどね。

他の連載でも出てきたことがあるんですが、、


ISO 800/絞り F5.6

ハート柄なんです。かわいすぎません?


ISO 800/絞り F5.6

多重露光もできるので、ハートを並べてみました。


ISO 800/絞り F5.6

別の猫ちゃんです。はい、また露出を失敗しておりますが、この曲がったシャッターとザラザラがまた合うんだ。
デジタルでの露出失敗とは別物なんですよね。


ISO 800/絞り F11

あ、こんなとこにも猫が。


ISO 800/絞り F3.5


ISO 800/絞り F3.5

ハートの猫ちゃんを日向に連れ出して撮影。絞り開放で撮影するローライコードの光、ステキ過ぎるんですけど。

目立ったゴーストは出ずに、柔らかいフレアに包まれる感じ。


ISO 800/絞り F.8

撮影場所は大阪のディープスポット西成です。1,000円で泊まれる宿もあります(笑)。
ここは至る所に電線が張り巡らされています。


ISO 800/絞り F8

フィルムやオールドレンズで撮影するには本当に楽しい場所なんですよね。
女性が一人で行くには、、ちょっと怖いかもしれませんが。


ISO 800/絞り F5.6

このごちゃごちゃ感も大阪っぽくていいですね。仮面ライダーに子供乗せて写真だけ撮る方が多いんでしょうね(笑)。
ローライコードの描写がハマります。

 

まとめ


ISO 800/絞り F3.5

使ってみた感想は、「はいはいはいはい!!これめっちゃ欲しい!ー!」です(笑)。
久しぶりに中判カメラ撮ると、楽しいですね。35mmとは全然違います。

「ローライフレックスと比べるとどっちがいい?」と聞かれると、そこは「ローライフレックス」になっちゃいますよ。

でもね、それは「ローライフレックス」の方が手に馴染むというか、使い心地が良いという点なんです。
いや、解像度に関しても、やっぱり「ローライフレックス」の方が上かなーって感覚はありますよ。

でもでも、描写に関しては「ローライコード」だって日常をドラマチックに写し出してくれます。そしてさらに魅力的なのは柔らかい光のベールです。

なんか言い訳してるみたいになっていますが、「ローライコード」最高!なんです。

価格がどちらも年代や状態によってピンキリなので、購入する際の決めてって難しいですよね。
なので、返品や動作保証のあるサンライズカメラさんのようなカメラ専門店での購入がいいですね。

そこだけはもう絶対。安価なオールドレンズならまだしも、高価なレンズやカメラ購入で失敗はしないで頂きたいです。

あー、なんだか作例コラムを書いていたら、おかわり撮影行きたくなってきた。
写真って楽しいですね。

 

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