2021.01.29

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 (スーパーロッコール)」(作例・撮影Tipsあり)

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。オールドレンズ探訪記と題しまして、様々なレンズをご紹介していますが、今回もなかなかのくせ者レンズ「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 (スーパーロッコール)」のご紹介です。

掴み所がないというか、掴み所だらけというか、、いろんなオールドレンズの寄せ集めみたいな個性なんです。
今回は日本製のレンズになりますよ。

「MINOLTA M-ROKKOR90mm F4」については以下より。同じミノルタのロッコールでも描写は全然違いますね。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記 MINOLTA M-ROKKOR 90mm F4(作例・撮影Tipsあり)

 

 

「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」について

焦点距離が45mmとなかなか珍しいオールドレンズ。作例にていろいろご紹介しますが、描写も珍しかったです。

にしても、このサイズのオールドレンズはいいですね。Sony α7 にピッタリ。
また、フォーカスリングの形状が梅鉢の家紋に似ていることから通称「梅鉢ロッコール」と呼ばれているようです。

マウントは前回ご紹介した「Industar-22 50mm F3.5」と同じ、Lマウントとなりますね。
Lマウントのオールドレンズはなかなか面白いです。粒ぞろい。

製造が1950年代ということで、十円玉が発行されたのと同じ頃。70年ほど前になりますね。

 

ミノルタおすすめ中古レンズ13選!緑のロッコールレンズを使ってみませんか?

 

撮影Tips「いろんな個性を楽しもう」

今回は先に撮影のコツ・秘訣をご紹介。
「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」には飛び抜けた個性はありませんが、するどいキレ味、柔らかさ、グルグルボケ、降り注ぐゴーストなど。プチ個性の塊のようなレンズです(笑)。

使い続けて、その個性を上手く活かすことが、撮影のコツになります。
作例にてご紹介していきますね。

 

「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」作例紹介

ボケはグルグル系

まずは絞り値を変えての撮り比べ。一枚目の写真が開放のF2.8。二枚目の写真はF8で撮影しました。
開放だと背景がグルグルまわっています。F8はパキっとした描写に。

発色はなかなか良いですね。

最短撮影距離が3.3ftなので約1m。あまり寄って撮れませんね。絞り値も開放でF2.8なのでボケは弱め。
玉ボケも少し出にくいですが、背景がかーなりグルグルしていますね。

 

光で変わる、安定感のない描写

開放で撮影しても、グルグルボケがあまり目立たない時もあります。
順光だと割とキレ味のある描写になりますね。

それが逆光になると、とたんに甘くなります。四隅の描写力が特に落ちますね。

光、太陽がどこにあるかで描写力がころころ変わります。
それはどのレンズにも言えることだけど、顕著にあらわれました。

全てのレンズに共通することですが、「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」は特に、光を上手く使わないといけないオールドレンズですね。
レンズの気まぐれに付き合うのも面白いとも言えますね。

階調に関しては微妙ですね。明るい部分はいいのですが、暗い部分の表現がいまいち。明暗差が出しにくいというのかな。微妙な明暗差の表現が乏しいかな、と感じました。

たとえば、カール・ツァイスのレンズだと手前の土の部分はもっと暗く表現されて、立体感も出るんですよね。

レタッチである程度調整しないと、ふわふわしてしまう可能性もあります。
こちらの意図した表現をしてくれないなーと感じました。逆にこれが好みの方もいますけどね。

アンダー(暗く)に撮るほどにシャープになります。
場所を変えながらたくさん撮りましたが、適正露出の表現が難しいオールドレンズですね。

F5.6〜で撮るとボケは少し素直になってきますね。
やや暗めに撮る方が安定してくるオールドレンズなのかな。シャッタースピードでも表現力が変わってくるのかもしれません。

それはさておき、並んだ猫ちゃんがかわいいですね。これを真横から撮ってみます。

いや、被ってこないで。

前ボケを使って、猫の生活を盗撮。ボケはキレイじゃないかもしれませんが(笑)、そのおかげでリアリティーがある描写になりますね。

これを上手く使っていけたら、充分自己表現が出来そうですね。

 

接写で増すシャープ感

クローズアップフィルターを使って、接写してみました。
するとなかなかのキレ味を見せてくれました。「あれ、こんなキレイに撮れるの?」って。

これがフィルターなしで撮れたらいいんですけどね。

周辺光量ですが、四隅は落ちて暗くなっていますね。これはオールドレンズとしては及第点というか、むしろあっても良いかと。

「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」を入手したら、接写はオススメですね。
表現力や解像度がなぜか増した気がします。

撮影に使ったのは「ケンコートキナー」のクローズアップフィルターNo.4です。Noは倍率でNo.4だと20cmくらいまで寄って撮影することが可能です。

オールドレンズは寄れないことが多いですからね。1,000〜2,000円くらいと安価だし、購入しておいても損はないですね。

続いて、逆光でも試してみました。
発色はいいので、順光で撮るのがいいのかな。

思いっきり白飛びさせてみました。これはこれでありなのかな。

 

ゴーストは降り注ぐ系

 

「Industar-22 50mm F3.5」のように、画面全体に降り注ぐゴースト。
ただ、グルグルボケのせいなのか、やや乱れ気味。「Industar-22 50mm F3.5」は品も感じたんですよね。

これはこれで、オールドレンズらしくって気に入ってますけどね。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「Industar-22 50mm F3.5」(作例・撮影Tipsあり)

アングルによっては光の玉も出ます。
やっぱりオールドレンズを使っていると、夕方の撮影がさらに楽しくなりますよね。

ゴーストは意図したように出すのは難しいですが、「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」はコントロールするのがさらに難しかったですね。

その点では、「Industar-22 50mm F3.5」の方が好きかな。

 

「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」を使用してみた感想

これぞ、オールドレンズって感じです。いろんな個性がありますが、ロシア製のようにその個性が抜けきっていない感じ。
いろんなオールドレンズの個性を、小さくして寄せ集めたようなレンズです(笑)。

そして全体的に安定感はありません。

だけど、その安定感のなさを上手く活かすことで、このレンズでしか撮れない写真にもなります。
その気まぐれな描写を素直に楽しんでもいいですね。

よく言えばこれ一本で楽しめます。

面白いレンズであることに変わりはありませんが、これが初めてのオールドレンズだと「上手く撮れない!」と感じるかもしれません。
でも、それを使い続けるとこれ一本でいろいろ表現出来るようにもなるんですよね。

僕も何度か連れ出して、どんどん面白いレンズだと感じました。
既に持っている方は、適正露出ではなく、露出補正でマイナスに設定して、暗めに撮ってみて下さい。
クローズアップフィルターも使ってみましょう。
そして夕方にゴーストを狙って撮ってみましょう。

きっと、「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 」のポテンシャルに気付けますよ。

 

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