2021.04.15

フィルムカメラ名機 撮影散歩⑩MINOLTA TC-1/ G-ROKKOR 28mm F3.5(ロッコール)作例

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。今回は久しぶりのフィルムカメラ紹介です。
僕はフィルム愛好家です。だけど、ミラーレス一眼にオールドレンズを装着しての撮影が便利からか、このご時世のせいなのか、フィルムカメラでの撮影が減っていました。
でも、撮ってみるとやっぱり面白い。描写が別物ですよね。現像を待つ時間もドキドキ。フィルムの楽しさをすっかり堪能しました。

前置きはそれくらいで。今回使用したカメラは「MINOLTA TC-1」です。
結論は、「めっちゃいぃーーコンパクトカメラです!」。

ほら。なんかこの雰囲気。めっちゃ良くないですか?デジタルでは撮れない味が出まくっています。

フィルムカメラにはそれなりに精通しているつもりなんですが、まだこんな欲しくなる子がいたとは。

 

 

MINOLTA TC-1の魅力

まず、何より驚きなのはコンパクトさ。そして軽さです。これまで使った35mm使用のフィルムカメラの中で一番!
横幅は119mm、高さは66mm、奥行きは33mm。
さらに驚きなのがこのサイズでオートフォーカスであること。さらにさらに、精度も良くて解像度も素晴らしいのです。

廃盤後も人気な「NATURA CLASSICA」より優れてる気も。そこはレンズの違いもありますが、「NATURA CLASSICA」はもっと柔らかい描写でしたね。

最小の絞り値は、F3.5。最速のシャッタースピードは1/750。絞り優先モードでの撮影なので、使い勝手に困ることはありませんね。
気ままに、思いつくままにシャッターを切ることができるコンパクトフィルムカメラです。

スペックの詳細は以下より。

最小・至高の高級コンパクト MINOLTA TC-1

 

MINOLTA TC-1作例

「Lomography Color Negative 400」で撮影

発色が個性的なフィルム。少しザラつきは目立つものの、赤や黄色の色かぶりも少なく描写は柔らかいです。
安定感には欠けるものの、安価でフィルムらしさもあるので初心者の方にもおすすめ。

まずは絞ってF8の描写から。手前から奥までなかなかのカリカリ感ではないでしょうか?

バス停に娘を座らせて撮影(笑)。フィルムらしさも損なわれず、描写力が高いのが分かりますね。

レンズは、「G-ROKKOR 28mm F3.5」です。ロッコールといえば、オールドレンズ探訪記でも使ったことがあります。
その時は、癖が強くて安定感がないと思いましたが、そちらは製造が70年前。とうことで名前はロッコールでもまた今回のレンズとは別物ですね。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8 (スーパーロッコール)」(作例・撮影Tipsあり)

 

F5.6で撮影。焦点距離が28mmなのでやや広角。写真に奥行きが出ますね。
だけどボケ具合でいうと、物足りないかもしれません。むしろ、そこを期待して使うレンズではなく、スナップ向きなカメラになりますね。

これもお気に入りの一枚。最近、登山を趣味にしている方が増えた気がしますが、軽量で描写力が高く、広角レンズ搭載の「MINOLTA TC-1」なんて打って付けではないでしょうか。

F3.5の開放で撮影。かなり羊に寄って撮りましたが、背景の子供もしっかり写っていますね。
ボケ具合でいうとこんな感じ。少し暗い時間帯、光が足りないなって時に使う程度で、背景をボカす為のF3.5ではないですね。

ということで、基本的にスナップ的な撮り方をしていました。
使い方は人それぞれではありますが、カバンやポケットにいれておける軽さとサイズなので、いつも持ち歩いて、ステキ探しをして、感性を養うのにもオススメですね。

コントラストも高く、明暗差もハッキリします。ゆるゆるの眠たい写真にはなりませんが、使うフィルムによっては黒つぶれや白飛びはするかもしれません。


「MINOLTA TC-1」はオートフォーカスの精度も高いので、フィルムカメラを使ったことがない方にもオススメのカメラです。

現代のデジタルの描写のような繊細さこそありませんが、どことなく物語チックにもなります。

見た瞬間に、心が「あぁーー」ってなるんです(笑)。

 

「FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400」を使用

癖がないので使いやすいド定番フィルムですね。粒子も細かく、どのフィルム買えばがいいだろーと迷った時にも最適です。って、すでに生産終了品なので、実際に使ったのは少し期限が切れた状態です。
富士フィルムは2,3年の期限切れくらいなら、遜色なく使えますけどね。

F3.5で撮っていますが、まー何度も言うようにボケボケ写真を撮ることは出来ませんね。これでいいんですが。

ちなみに、同じ場所から、「Sony α7(ミラーレス一眼)」+「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」で撮った一枚がこちら。
描写力とボケはかなり増しますが、写真自体は薄味になったような印象です。

どっちが好き?と聞かれるとどっちも好き(笑)。ってことで、理想はどっちでも撮る、ですね。

車の中から撮影。最短撮影距離の45cmです。
このような細かい雨の水滴だとオートフォーカスの精度はやや落ちますが、マニュアルモードに切り替えることもできます。
何度かオートフォーカスで試してみてダメなら、マニュアルを使う方が良いでしょう。

*ファインダーを覗くとピントの合っている距離が確認出来ます(ファインダーの下部分)。左が最短距離で、右が∞(無限大)になっています。

色も鮮やかですね。これといった欠点は見つからないフィルムカメラでした。
気が向くまま、カバンやポケットから取り出してサッと撮れるのは魅力ですね。

周辺光量落ちはありますが、広角なわりには控えめといった感じ。

それにしても、フィルムと桜の相性は抜群ですね。

 

MINOLTA TC-1まとめ

これまでのコラムでもコンパクトカメラは使ってきましたが、持ち運びも含めた使いやすさは一番です。
露出補正の機能はありませんが、感度設定が出来るのでISO400のフィルムで明るく撮りたい時は、ISO200やISO100に設定して撮っていました。

電源をONにすると、レンズが出てくるので、レンズ部分にある絞り値を設定して撮影するだけ。
スナップ的に撮るなら、F5.6やF8。僕は絞り値はあまり変えずに撮っていたので、本当に電源ONしてパシャでした。

このシンプルさはやっぱりいいですね!

価格は10万円前後と、全然かわいくないですが。。

そしてやっぱりこの描写力。ピントを外すこともありませんでした。
フィルムの装填から巻き戻しまで自動なので、気軽にフィルムカメラを楽しんで頂けることは間違いありませんね。

 

 

 

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