2016.12.14

Nikon 28Ti ニコンが本気で手がけた高級コンパクト

ニコン28Ti

Nikonがその全力を結集して手がけた35mm高級コンパクトカメラ。
いまなお中古人気が非常に高いカメラ。
それがNikon 28TiとNikon 35Tiです。

Tiという名称の通りチタン製の外装。
ボディ上部に搭載されたセイコー製のアナログ指針。
そしてレンズはもちろんニッコール。

バブルの残り香が色濃く残る1993年に発売されたNikon 35Ti。
そして1994年に発売されたNikon 28Ti。

中古で探し求める人が多い高級コンパクトですが、あのニコンが作ったというだけでも注目の存在です。
このニコン高級コンパクト兄弟は、いったいどのようなカメラなのでしょうか?

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Nikon 28Ti

Nikonの高級コンパクトカメラ、Nikon 28Tiについて紹介します。
ぜひ中古で探す際の参考にもしてみてくださいね。

Nikon 28Tiの性能・スペック

ニコン28Ti

形式 高級コンパクトカメラ
シャッター 2秒〜1/500秒
電子式
レンズシャッター
レンズ 固定式
ニッコール 28mm F2.8
露出計 3D-6分割マルチパターン測光
AE プログラムAE
絞り優先AE
使用電池 CR123Aリチウム電池x1

Nikon 28Tiの概略

Nikon 28Tiは、1994年に発売された高級コンパクトカメラです。

いまも中古で人気が高い高級コンパクトカメラが流行していた1990年代。
1993年に発売された兄貴分のNikon 35Tiとともに、高級コンパクトカメラというジャンルに対してのNikonの回答ともいえるカメラかもしれません。

性能としては他社の高級コンパクトカメラにひけをとらないもの。
絞り優先可能なプログラムシャッター、ストロボ内臓(非発光設定可能)、AFメインですがMFも可能。

同時期の他社製高級コンパクトに比類する、高品質なチタンボディ
外装はチタンとブラックの2色で、中古での人気はどちらも甲乙つけがたいものです。

ニコン28Ti

レンズはNikon 28Tiがニッコール 28mmF2.8、Nikon 35Tiがニッコール 35mmF2.8です。

このカメラを象徴する機構として、ボディ上部には絞り、MF時のフォーカス距離、残り撮影枚数、露出補正などを表示するアナログ表示盤が取り付けられています。

Nikonというブランドとコンパクトカメラ

ニコン28Ti

現在ではデジタル一眼レフからコンパクトデジタルカメラまで幅広く使われているNikonというブランド。

ですがかつて、日本光学(現・株式会社ニコン)にとって、Nikonというブランドネームは限られたカメラだけに使うことのできる、特別なものでした

Nikonという名前がついたカメラは、Nikon SPやNikon Fといった限られたカメラだけ。
その時期の下位機種のカメラは、Nikkorex(ニコレックス)やNikomat(ニコマート)といった別ブランドが名付けられていたのでした。

それが変わったのが1977年のこと。
下位機種のNikomat ELの後継機がNikon EL2と名付けられ、日本光学のカメラ製品すべてにNikonのブランドが用いられるようになりました。

そして1983年にはニコンL35AF(ニコンピカイチ)を発売。
それまでレンジファインダーや一眼レフといった高級機しか手がけていなかったNikonが、廉価なカメラを送り出した瞬間でした。

ニコンピカイチ
ニコン初のコンパクトカメラ ニコンピカイチ

それ以降AF搭載のコンパクトカメラを続々と送り出してきたNikonでしたが、あくまでもコンパクトカメラは普及価格帯の製品でしかありませんでした。
コンパクトカメラのレンズ名称は基本的にNikon Lensであり、伝統の「ニッコール」ではなかったことからもそのことはわかります。

いっぽう、Nikon 35Tiと28Tiのレンズは「ニッコール」と名付けられています
すなわち、コンパクトカメラの流れではなく、高級レンジファインダーや一眼レフから脈々と続く系譜に位置したカメラなのです。

本物のNikon、そしてNikon唯一の高級コンパクト。
それだけでも、中古で高級コンパクトを探すときに、他のメーカーではなくこのカメラを選ぶ理由たりうるのではないでしょうか。

中古ニコンカメラならサンライズカメラ
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Nikon 28Tiならではの魅力とは

「本物のNikon」、それがNikon 28Ti。
それこそが、いま中古でNikonの高級コンパクトカメラを使う理由。
そして多くの人が中古の個体を探し求める理由です。

Nikonの伝統のもとに全力を注ぎ込んだ魅力が、そのボディに詰まっています。
ぜひあなたも中古で探して、その高級感を味わってみませんか?

セイコー製のアナログ指針

ニコン28Ti

Nikon 28TiとNikon 35Tiの最大の特徴は、なんといってもボディ上部のアナログ指針でしょう。

まるで時計の指針そのものの表示部分は、この2機種以外にはデジタルレンジファインダーのEPSON R-D1にしか使われていないものです。

このアナログ表示盤は、一般にはセイコー製といわれていますが、時計で有名なセイコー本体ではなく、グループ企業のセイコーエプソン製のようです。

各部を操作するとクルクルと針が回るのはこのカメラならではのもの。
絞りをダイヤルで合わせるのに追従して針が動く様子は、何時間でも楽しめるくらいです。

このアナログ部分はNikon 28Tiの心臓部。
中古で購入する際には動作をしっかりとチェックして、状態がよいものを選びましょう。

Nikon 28Tiならではのニッコールレンズ

ニコン28Ti

他のNikon製コンパクトカメラとは一線を画すニッコールレンズ

じつはこのレンズ構成も、他の一眼レフ用ニコン製レンズにはみられないものです。
中古市場にあふれかえっている一眼レフ用のニッコール広角レンズとは、まったく異なる特性を持った存在だといえるでしょう。

Nikon 28Tiのレンズは5群7枚(Nikon 35Tiは4群6枚)。

一眼レフ用の28mm単焦点レンズは一般的にレトロフォーカス型。
それに対してNikon 28Tiのレンズは、コンパクトカメラならではの対称型なのです。

Nikkorの対称型広角レンズといえばSマウントやFマウント用の21mmF4(4群8枚)が有名ですが、Nikon 28TiのレンズはNikonとしてそれ以来のもの。
ニッコールのレンズ自体は珍しくありませんが、1990年代に作られた対称型広角レンズは、このレンズをおいて他にはありません。

Nikonの伝説の名レンズ、21mmF4からの伝統を引き継ぎ、その時代の最新技術で仕上げたレンズ。

Nikon渾身の対称型広角レンズは、いまではNikonの高級コンパクトカメラを中古で買うほかに使う方法がないものなのです。
これこそが、時代を経て中古となっても輝きを失わない、28Tiならではの魅力だといえるでしょう。

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アナログ感とNikkorを楽しもう

ぜひ中古で手に入れてみたいNikonならではの高級コンパクトカメラ、それがNikon 28Ti。

このカメラを特徴づける上部のアナログ指針と、独自の高性能レンズは、使えば使うほど喜びを感じる仕上がりです。

中古購入時には、他の中古チェックポイントとともに、とくにレンズの状態と、アナログ指針の動作を重点的にチェックするようにしましょう。

また、兄弟機であるNikon 35Tiも中古で手に入れて使い分けるのもおすすめです。

中古だからこそ手に入る、1990年代というよい時代のカメラ。
フィルムカメラ爛熟期だからこそ完成したこのカメラが、いまなら中古で手軽に購入できます。
Nikonならではの高級コンパクトでぜひ世界を切り取ってくださいね。

著者紹介:サンライズカメラ

著者紹介:サンライズカメラ

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