2018.11.01

フィルムカメラ名機 撮影散歩④「OLYMPUS PEN FT(オリンパス ペンFT)」


こんにちは、雨樹一期です。今回も引き続きフィルムカメラのご紹介です。

前回の記事は以下より。

フィルムカメラ名機 撮影散歩③「OLYMPUS TRIP35(オリンパス トリップ35)」

オールドレンズだけでなく様々なフィルムカメラをご紹介していますが、毎回どれもオススメしたいものばかりです。

今回はそんな中でもフィルムカメラデビューに最もオススメ、オリンパスのペンシリーズから「OLYMPUS PEN FT」です。

「OLYMPUS PEN FT」で撮影

OLYMPUS PEN FT

オススメの理由

ISO 100・シャッタースピード 1/500・F2.8

フィルムは実は気軽にはじめれるものですが、敷居が高いと思われがちです。
理由の一つとしてあげられるのがコストです。
フィルムや現像代がどうしてもかかってきます。

ハッセルブラッドのような中判カメラなら12枚しか撮れないのに、フィルムと現像で2,000円くらいかかります。初心者の方は躊躇しますよね。


でも今回の「OLYMPUS PEN FT」ハーフカメラです。言葉の通り、1枚の中に2枚撮影します。フィルムの巻き送りも当然半分です。
フィルムは富士の業務用で500円+現像代で合計1,500円ほど。
そして撮影枚数はなんと72枚も撮れるんです。
中判の6倍も撮れて、おまけに安い。こりゃお得!でしょ。

たくさん撮れるので、フィルムカメラの練習にもなりますよね。

さらに凄いのは、ハーフカメラの中ではかなり特殊。一眼レフタイプでレンズ交換まで出来ます。


絞りはF値表示ではなく、0〜6の数字。変わってますね。今回使用したレンズは、「F Zuiko AUTO-S 38mm F1.8」ですので、数字をF値にすると、

「0→F1.8」・「1→F2.8」・「2→F4」・「3→F5.6」・「4→F8」・「5→F11」・「6→F16」

ですね。

ファインダーを覗いて、針の指している数字と、レンズの数字を合わせるだけです。
カメラ初心者の方にも分かりやすく。低い敷居でがっつりと学べて、楽しめます。

SNS担当スタッフ注:PEN FT用のレンズには、じつは通常の絞り値も裏側に刻印されています。
絞りリングを引っ張りながら180度回転させると、F2.8やF4といった絞り値が表示されるようになります。


繰り返しますがハーフカメラなので、通常の半分のサイズになります。中判からみると画質は当然荒くなります。

それでも作例を見て頂いて分かるように、荒さはそこまで感じません。大きく引き伸ばさない限りなんの問題もありません。
値段もリーズナブルということもあり、オススメなのです。

ただ、長所は短所でもあり、僕はいろんなフィルムを使いたいから、72枚も撮れなくていいです(笑)。
フィルムカメラでの72枚ってなかなか終わらないんですよね。

【番外編】『Contax Aria』+『Planar T* 50mm F1.4』で撮るフィルム別発色の特徴

初心者の方なら撮りきらずに撮影が終わることもあります。
それを数回繰り返すと、はじめに何を撮ったか、記憶がなくなります(笑)。

それはそれでフィルムの面白さですが、覚えている内に見る方が学びにはなりますよね。

なので、どちらかと言うと、ちょっとフィルムやってみようかな、という方よりは、これからフィルムガンガンやりまっせ!という方に、よりオススメになります。

作例を見て頂ければ、このカメラの良さはコストだけではないことも感じて頂けるかと思います。

スペックについては以下より。

OLYMPUS PEN Fシリーズ 独創性あふれるハーフサイズ一眼レフ

「F Zuiko AUTO-S 38mm F1.8」の作例


ISO 100・シャッタースピード 1/250・F8

フィルムは富士の業務用100を使いました。24枚撮りなので、計48枚撮影。
所見は「めっちゃキレイやん!」です。とにかくよく写ります。

ISO 100・シャッタースピード 1/250・F8

色味はこってり。黄色かぶりでフィルムらしい雰囲気になるので、レトロなものや場所との相性が良さそうですね。
今回は近所の公園や田舎道での撮影でしたが、ディープスポットにも連れていきたくなりました。


(左)ISO 100・シャッタースピード 1/250・F2.8 (右)ISO 100・シャッタースピード 1/500・F5.6

コントラストも程よい強さ。明暗差を活かした撮影にはもってこいですね。
前回の「OLYMPUS Trip」の発色とはまた違いますね。


ISO 100・シャッタースピード 1/500・F11

絞って撮影しても、さすがにハッセルのようなカリカリ感はありませんね。ピントはやや緩めで、ザラっとしています。
だけどこの雰囲気はフィルムでしか味わえません。フィルムで撮る空、たまりません。


ISO 100・シャッタースピード 1/250・F2.8

とにかく、何を撮ってもフィルムらしさがかなり強くでますね。

ISO 100・シャッタースピード 1/500・F8

逆光での撮影ではゴーストが出ますが、まるで古い映画のような雰囲気です。

ISO 100・シャッタースピード 1/500・F5.6

ちなみに、ハーフなので普通に構えて撮ると縦写真になります。普段、僕は横写真がかなり多いのですが、あえて縦写真多めで撮影してみました。
その結果、いつもと少し違う雰囲気で撮れていたので楽しかったです。


ISO 100・シャッタースピード 1/500・F1.8

これが「F Zuiko AUTO-S 38mm F1.8」の最短撮影距離です。35cmまで寄れるので、Tripよりも幅広く撮影が出来ますね。
無限遠でピントを合わせるより、近距離で合わせる方がカリっとします。

ボケ味も自然で、変な癖はありません。画質の荒さもフィルムらしさと思えば問題ありません。

個人的に、思っていたより良い写真ばかりでテンションが上がりました(笑)。

 

魅力について

ISO 100・シャッタースピード 1/250・F4

鮮やかでコントラストも強めなので、写真に締まりが出ます。
レンズは交換式ですが、「F Zuiko AUTO-S 38mm F1.8」1本でも充分撮影が出来ます。

やや雰囲気重視にはなりますが、フィルムらしい描写で、デジタルとの違いも感じて頂けます。
カメラ本体もリーズナブル、そしてハーフでたくさん撮れるので、コストパフォーマンスにも優れていますね。

一眼にしては軽量。そしてオリンパスはカメラのデザインも洗練されています。

単純な操作性も含めて、フィルムカメラデビューにはかなりかなりオススメの一台です。

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著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。 その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

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