BLOG記事一覧
2018.12.13
フィルムカメラを使っている芸能人・タレント・アイドル10選
芸能人・タレントはどんなカメラを使っているの?
今回は、フィルムカメラを中心に調べてまとめてみました。
少し前にTV番組「アメトーク」でカメラかじってる芸人が話題になりました。
そのときに話題となったのは主にデジタルカメラ。
ですが、芸能人のなかにはフィルムカメラを愛好している方も多いんです!
いま20歳前後の若い世代のタレントやアイドルは、最近のフィルムカメラリバイバルブームど真ん中の世代。
CONTAXなどの高級コンパクトカメラをおしゃれに使いこなしているという情報が続々と入ってきます。
また、もっと上の世代の俳優やタレントの方には、本格派一眼レフや、ライカなどのレンジファインダーカメラを愛好している方も少なくありません。
今回は、中古フィルムカメラとオールドレンズの専門店である当店ならではの視点で、芸能人・タレント・アイドルが使っているフィルムカメラがどんなものか解説していきたいと思います。
芸能人・タレント・アイドルが使っているフィルムカメラ
それでは順番に、芸能人ゆかりのフィルムカメラについて見ていきたいと思います。
有安杏果(元ももいろクローバーZ)/Nikomat EL、OLYMPUS PEN D3ほか
OLYMPUS PEN D3
アイドルグループ、ももいろクローバーZ(ももクロ)の元メンバー、有安杏果(ありやす ももか)はフィルムカメラを使っている芸能人のひとり。
というよりも、芸能界随一の写真「ガチ勢」だといっても過言ではないでしょう。
なんといっても、通っていた大学が日本大学藝術学部。
しかも、日藝写真学科。
言わずと知れた、日本の写真界の最高学府です。
日本大学藝術学部
ネット上の記事ではニコンのフィルム一眼レフカメラ、ニコマートEL(Nikomat EL)や、オリンパスのハーフサイズカメラ、オリンパス ペンD3(OLYMPUS PEN D3)を使っていることが確認できますが、日藝に通っているということは、他にもさまざまなカメラに触れてきたことでしょう。
もしかしたら読者の方も、日藝のある江古田から近い、新宿や中央線沿線の中古カメラ店で気づかずすれ違っているかもしれませんね。
写真学科出身ということは、暗室でのフィルム現像やプリント、スタジオ撮影など、フィルムからデジタルまでひととおりの写真技法をカリキュラムとして体験しているということ。
芸能人随一の本気で写真に取り組む人物として、今後写真展などの作家活動も期待できるかもしれませんね!
水原希子/CONTAX T2
CONTAX T2
モデル、女優としてオールマイティな活躍を見せる水原希子(みずはら きこ)。
水原希子が使っていたことが確認できるフィルムカメラが、CONTAXのT2。
CONTAX T2(コンタックスT2)は1990年に発売された高級コンパクトカメラ。
芸能人にも愛用者が多い名機ですが、ラグジュアリーながらいやらしさを感じさせないドイツ流のモダンデザインは、水原希子にぴったりだといえるでしょう。
筆者がいろいろな人の写真を見ていて感じたのが、モデルや演技、音楽といった身体的表現をしていた人の写真はセンスが良いということ。
お茶の間に流れるテレビに出るというよりも一種孤高の存在として芸能界を歩む水原希子の撮った写真。
いったいどんなに素晴らしいものか、気になって夜も眠れないくらいです。
CONTAX T2について詳しくはこちら
佐野史郎/FUJIFILM NATURA CLASSICA
いぶし銀の俳優、佐野史郎(さの しろう)。
もともとカメラ好きとして知られる芸能人ですが、近年使っているフィルムカメラが、富士フイルムのNATURA CLASSICA(ナチュラクラシカ)です。
昔からの愛好家というと、操作が少し難しいマニュアル操作の機種を好みそうですが、押すだけ簡単操作のコンパクトカメラを使っているのが、一周回ってカメラに精通している感がありますね!
NATURA CLASSICAは富士フイルムが2006年に発売した、フィルムコンパクトカメラとしては新し目の機種。
これからコンパクトカメラを使ってみたいという方にも、信頼性と完成度の面からおすすめできます。
NATURA CLASSICAについて詳しくはこちら
佐藤詩織(欅坂46)/Nikon Us
画像は同シリーズのNikon U2
AKB48や欅坂46のメンバーにも、中古フィルムカメラを愛用している方は少なくありません。
欅坂46のメンバー(1期生)、佐藤詩織(さとう しおり)もそのひとり。
1996年生まれという、昨今のフィルムカメラリバイバルブーム直撃世代だけあって、フィルム一眼レフカメラを手にしたようです。
使っているのはニコンのAF一眼レフカメラ、Nikon Us。
Nikon Usは、ニコンのフィルム一眼レフカメラで最軽量のモデル。
それでいて、2000年代発売のモデルということもあり、プログラムAEからマニュアル撮影まで可能な高機能なカメラでもあります。
いま人気のAF一眼レフでどんな写真を生み出してくれるか楽しみです。
参考記事:「Overland25 アイドル愛用のフィルムカメラ10選まとめ。ライカも!?(乃木坂46、欅坂46、AKB48、HKT48、ももクロ)」
Nikonのカメラについて詳しくはこちら
松任谷正隆/バルナックライカ(ライカDIII)
音楽プロデューサー、かつ松任谷由実の夫としても有名な松任谷正隆(まつとうや まさたか)。
音楽はもとより、自動車をはじめとする趣味人としても知られていますが、もちろんフィルムカメラにもこだわりをもっているようです。
氏が持っているフィルムカメラのひとつがバルナックライカ。
しかも、叔父から受け継いだという来歴がはっきりした貴重なものです。
ブラックペイントのライカDIIIにニッケルエルマーというこれ以上なく格好いい組み合わせは、まさにクラシックカメラ愛好家のあこがれといえるでしょう。
趣味人とはこうありたいもの。
そんなあこがれを感じてしまう芸能人なのです。
バルナックライカについて詳しくはこちら
染谷将太/PENTAX Super A、OLYMPUS PEN EEDほか
俳優、染谷将太(そめたに しょうた)もまた、フィルムカメラの楽しみに目覚めた芸能人のひとり。
blogの記事では愛用のフィルムカメラを紹介していました。
そのラインナップは
・PENTAX Super A(ペンタックス スーパーA)
・OLYMPUS PEN EED(オリンパス ペン EED)
・FUJIFILM NATURA CLASSICA(富士フイルム ナチュラクラシカ)
というもの。
一眼レフ、ハーフサイズカメラ、コンパクトカメラと、それぞれキャラの立っている組み合わせなのはさすがです。
注目なのはPENTAX Super Aについているレンズ。
SMC PENTAX A 50mm F1.4という、一見なんの変哲もない標準レンズなのですが、このレンズはPENTAX Super Aと同じ時代の製品で、機能的にもぴったりなのです。
というのは、PENTAXの一眼レフ用レンズは、この「Aシリーズレンズ」よりもひとつ前の「Mシリーズレンズ」のほうが中古が豊富かつ値段も安価。
そのため、PENTAX Super Aに付けると機能が制限されてしまうものの、そちらを購入してしまいがちなのです。
その点、ぴったり合うレンズを選んだのはとても「わかっている」といえるでしょう。
染谷将太が使っているカメラについて詳しくはこちら
森川葵/MINOLTA TC-1、Rollei 35SE、Mamiya C330ほか
MINOLTA TC-1
Mamiya C330
女優、森川葵(もりかわ あおい)は20代の芸能人としてはまれにみるフィルムカメラマニアかもしれません。
インタビュー記事では私物のフィルムカメラを紹介しているのですが、その写真を見ると……
MINOLTA TC-1(ミノルタTC-1)
Rollei 35SE(ローライ35SE)
RICOH GR1(リコーGR1)
Mamiya C330(マミヤC330)
と、非常にマニアックな品揃え。
高級コンパクトカメラの流れをくむ、ミノルタTC-1やリコーGR1を選ぶというセンスもたまりませんし、ローライ35シリーズを愛用するのもさすがです。
中古フィルムカメラ愛好家として一番のポイントが、二眼レフカメラのマミヤC330を選んでいるということ。
きっと家にはダイアン・アーバスの写真集があることでしょう。
ほかにも、Konica BiGminiやオリンパスXA2、PENTAX ME(ペンタプリズム部にAOCOマークあるように見えるため)なども持っていることがわかります。
最初に買ったのはPENTAX MEのようですが、この機種はけっして高いものではありません。
そこからドイツ製高級コンパクトカメラのローライ35へと順調に引き込まれていった流れが容易に想像できます。
さまざまな機種を買い集めて愛でる感性が、中古カメラ人としてはとても共感できるといえるでしょう。
森川葵が使っているカメラについて詳しくはこちら
福山雅治/Leica M4
芸能人随一のカメラ愛好家。
そしてライカ使いとして知られるのが福山雅治(ふくやま まさはる)です。
福山雅治が初めて買ったライカはライカM4。
その後、デジタルのライカも順次購入しているようですが、ライカを使っているということはフィルム時代のライカにも定期的にフィルムを通しているのは間違いないでしょう。
ファンの方にとっては何を今更、という内容かもしれませんが、福山雅治は写真家の植田正治の弟子としても知られています。
植田正治(うえだ しょうじ、1913〜2000)は、鳥取県を中心にアマチュアリズムを貫いて活動した、20世紀の日本を代表する写真家。
鳥取砂丘を舞台に緻密に構成された作品が有名です。
福山雅治は、そんな植田正治の晩年の弟子。
1994年に福山雅治のシングルCDのジャケットの作品を手がけ、直々に写真を教えるようになったのです。
福山雅治がライカM4を手にしたのもちょうどその頃。
芸能人と写真家の出会いが導いた、とても幸福なフィルムカメラとの出会いだったといえるでしょう。
ライカM4について詳しくはこちら
宮崎あおい/Nikon FM3A
デジタルカメラではOLYMPUSのCMに出演した宮崎あおい(みやざき あおい)ですが、フィルムカメラではNikon FM3A(ニコン FM3A)を使っていたことで有名です。
とくに、2000年代にはフィルムカメラが好きな芸能人といえば宮崎あおい、というくらいに有名。
Nikon FM3Aを買った理由が「宮崎あおいが使っているから」という方も多かったくらいなのです。
レンズもFM3Aと同時に開発された、Ai Nikkor 45mm F2.8Pを使っていて非常におしゃれ。
宮崎あおいが好きなあなた、ぜひNikon FM3Aを使ってみませんか?
Nikon FM3Aについて詳しくはこちら
坂崎幸之助(THE ALFEE)/ライカほか
バンド、THE ALFEEのメンバー、坂崎幸之助(さかざき こうのすけ)は熱心な中古カメラ愛好家として知られています。
その情熱のほどは写真家や中古カメラ愛好家の間でも認められるほど。
写真家にして中古カメラ界の旗手、田中長徳と対談し本を出したり、「偽ライカ同盟」を結成してしまったくらいなのです。
(偽ライカ同盟とは、赤瀬川原平らが結成したライカ同盟に対抗し、ライカコピーなどのカメラを愛好する人々で結成した団体)
偽ライカ同盟には、芸能人としては東儀秀樹やなぎら健壱も参加。
珍しいところでは黒田清子さんの主人、黒田慶樹もメンバーに名を連ねています。
もちろん、偽ライカについて語れるのは本物のライカを知っているからこそ。
本物のフィルムカメラ愛好家であることは間違いありません。
音楽と写真というのはじつは相乗効果のある芸術。
1990年代のライカブームが直撃した世代の芸能人には、ほかにもライカを愛好する方が多いことかと思います。
ライカコピーについて詳しくはこちら
芸能人とおそろいのフィルムカメラを使ってみませんか?
このように、芸能人ひとりひとり個性豊かなお気に入りフィルムカメラたち。
若い世代の芸能人は高級コンパクトカメラ、もう少し上の世代になると一眼レフやレンジファインダーカメラを好む印象がありましたが、20歳前後でもマニュアル操作の機種を使っている人は多いようです。
フィルムカメラは今やおしゃれなアイテム。
ぜひあなたも、芸能人お気に入りのフィルムカメラを手にしてみませんか?