2020.08.26

【フィルムカメラ遊泳記 5話】 必要なものは?費用は?初心者がまず用意すべき9つのアイテム

こんにちは!
フィルムカメラ初心者の私かどのがお送りする、
「フィルムカメラはとっつきにくい」と感じている人でも気軽に楽しめる連載。

 今回の第5話は、初心者がフィルムカメラを始める際、まず最初に必要なモノについてです!

・右も左もわからない状態で、最低限何を揃えたらいいの?
・やっぱり気になる費用面、どれくらいかかるの?

そんな不安を抱えた方にとって手助けになると嬉しいです!

 

初心者がまず用意すべき9つのアイテム

①フィルムカメラ本体

あったりまえですが、フィルムカメラ本体(ボディ側)を用意します。
初心者向けの1台目に選ぶといい機材については3話目↓でチェックしてみてくださいね。

【フィルムカメラ遊泳記 3話】  1台目の選び方ポイント!「NikonFM2」が初心者におすすめな理由

②フィルム

フィルムカメラで撮るには必ず必要なものです。

フィルムとは何ぞや?と思う方はまず4話目の記事でフィルムについて知っていきましょう。

これが無いと写真を撮ることができないので、カメラを手に入れるのと同段階で早めに用意しておくと好スタートが切れます!

【フィルムカメラ遊泳記 4話】  フィルムの種類って?お気に入りを見つけて表現を楽しもう!

③交換レンズ

本体に装着するレンズを用意します。

セットで売っているものやレンズ交換ができない機種もありますが、フィルムカメラの中古販売の場合はボディしかなく交換レンズは別に購入ということをよくあります。

初心者の人はまずは自分の持つボディに合うおすすめレンズを見つけて、慣れてきてもっと色々な表現を楽しみたいという時には様々なレンズを試してみるとフィルムカメラの世界がより広がります。

今でこそカメラメーカーというと両手(初心者だったら片手くらい?)で数えられるほどしかあげられませんが、戦前は無数に会社が存在していたこともあり、少々マニアックなレアレンズなども市場には数多隠れています。

注意点としては、必ずボディの「マウント」を確認すること。
同じメーカーでもマウントが違うということもあるんです。

例えばPentax。同じフィルムカメラでもM42マウントとKマウントという2種類があるため、例えばM42マウントであるPentax SPというカメラに、Kマウントである smc M 40mm F2.8というパンケーキレンズは装着できないのです。

マウントアダプターという裏技はあるんですが、ここでは、ボディのマウントに注意!ということだけお伝えしておきます。
マウントアダプターについてもう少し知りたい方は、下記記事をご参照ください。

マウントアダプターの種類と選び方まとめ ミラーレス一眼に合うマウントアダプターを買うには?

当店サンライズカメラでも、オールドレンズを多数ご用意していますので、下記のようなレンズの使用レビューなども参考にしながらぜひ色々なレンズを試してみてください^^

オールドレンズ撮り比べ⑬「MINOLTA STF 135mm F2.8 [T4.5]」&「MINOLTA AF 20mm F2.8」(作例あり)

④レンズフィルター

フィルターとは、カメラレンズに手間に装着する薄いガラスレンズのこと。

種類は主に3つ。

・カメラレンズの傷や汚れを防ぐためのレンズプロテクター
・太陽など強い光の反射を避けたり色彩を鮮やかに表現するPLフィルター
・色彩に影響を与えることなく光の量だけを低下させるNDフィルター

買ったばかりのレンズを壊してしまったらかなりの痛手と思いますので、まずは掛け捨て保険としてレンズプロテクターだけでも初めに買っておくと安心ですね。

費用的には安いものだと2,000円代〜あるので、これくらいの初期投資はじゃんじゃんしていきましょう。

ちなみにサンライズカメラで販売している中古商品には、結構な割合で中古レンズにフィルターも付けてくれているようですので、商品写真をよく見てみてくださいね。

⑤ドライボックス(除湿庫)

カメラは湿気に弱く、とてもデリケート体質なのです。

よって特に夏場など適切な湿度管理がされた場所に保管してあげる必要があります。

フィルムカメラをインテリアとして棚に飾っておきたい方も多いと思いますが、これから長く使っていく上で素人玄人に関わらずメンテナンスは大切ですね。

ドライボックスも様々な種類がありますが、まず初心者の方におすすめなのは手軽で安価なプラスチックケース型のもの

アルバムや製本業界の大手ナカバヤシや、カメラのメンテナンス用品で有名なハクバのドライボックスなんかでしたら比較的安価ですぐ手に入ります。(上の写真もナカバヤシの製品です)

とはいえドライボックスって見た目がいまいち・・・
なんだか味気ないものばかり・・・ですよね。

そこで、取り急ぎに用意するときだけでなく、インテリアに合わせたい人などには、自作ドライボックという手もございます。

要は、なるべく湿気のないドライな環境に置いてあげることが必要なので、「保管できる箱」「乾燥剤」を入れれば簡易的なドライボックスにできます。

と思ってなんか良い方法ないかな〜と探していたら、無印商品の「トタンボックス」で代用している方もいました。イケてますね!乾燥機能がどれくらいあるのかはわかりませんが、見た目は気分が上がっていいですね。

私はお茶どころ静岡に住んでいたことがあって思いついたのですが、防湿効果あり、古めかしさがなんとも味わい深い「茶箱」なんかも、実は使えそうとちょっと思ったり。

フィルムカメラにハマる人は美的センスに厳しめな人も多い傾向を勝手に感じてるので、ぜひ代用できるおしゃれボックス探しも楽しんでみてください!

⑥ストラップ

中古で買うことがほとんどのフィルムカメラ。

セットで売っているものもたまにありますが、ほとんどの場合ストラップは付いていません。

付いていても劣化していてちょっと・・・と思うことが多いと思うので、

カメラを持ち運びやすくする為にもストラップはぜひ用意しましょう。

ほとんどは2,000〜5,000円で買えるものが多い印象ですが、フィルムカメラ自体がレトロで味のあるデザインが多いので、それに合うヴィンテージ感漂うレザー製品や作家さんが丁寧に手がけた1点ものなど、10,000円以上するような、付属品としてはちょっと高級めなストラップも多数あります。

ファッションの一部と考えれば選択肢も広がってくるんじゃないかなと思います。

注意点としては、カメラによっては、ストラップの取り付け金具が別売りの場合があります。
初心者向けのカメラについては、ほぼほぼ大丈夫だと思いますが、中判カメラや、やや上級者向けの機種には気をつけましょう。

⑦電池

シャッターを切ること自体には電池が不要な機械式カメラでも、露出計を内蔵した機種では、基本的には電池を入れる必要があります。

(↓こちらの記事で詳しく触れているので参考にしてみてください)

フィルムカメラの電池で迷ったら読む記事 種類と選び方

⑧カメラバック(カメラケース)

持ち運ぶ際、カメラをどこにしまうか問題が必ず誰しも生じます。

・リュックタイプ
・ショルダータイプ
・メッセンジャータイプ(斜めにたすき掛けして使う)

など様々なタイプがあります。

選ぶポイントとしては、

・持ち運ぶ機材の数、大きさ(カメラを何台、レンズを何個持ち歩きたいか)
・機能性、使い勝手(レンズの取り出しやすさ、防水性、耐久性)
・見た目、デザイン

などを考慮し、自分が使いやすい用途に合ったタイプのバッグを選びましょう。

⑨掃除キット

最後に掃除キット。
ついつい怠ってしまいがちなところですが、、、結構重要です。

長く使っていく相棒、時折ケアをしてあげながら大事に絆を育てていってあげましょう。

基本の掃除方法についてはこちらでわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

カメラのメンテナンス・清掃方法まとめ 快適に末永くカメラを使うためのTips集

予想できる初期費用の合計は・・・?

「フィルムカメラ初心者の方が気軽に始める」というテイで想定した予算です。

もちろんこれはあくまでざっくりとした計算なのであまり充てにならないかもしれませんが笑、おおよその目安にしてみてください。

①フィルムカメラ本体1機:15,000〜50,000円

②フィルム1本:500〜1,500円

③交換レンズ1本:7,000〜20,000円

④レンズフィルター:2,000〜5,000円

⑤ドライボックス (除湿庫):1,500〜3,000円

⑥ストラップ:3,000〜10,000円

⑦電池:100〜500円

⑧カメラバック (カメラケース):3,000〜15,000円

⑨掃除キット:500〜2,000円

合計すると・・・約32,600〜107,000円となります!

高くても10万ちょいの初期費用があれば、十分に必要なものを揃えられるのではないでしょうか?

とはいえこれはレンズ交換式のカメラをイメージした場合。
レンズ内蔵のコンパクトカメラ一眼レフでも初心者向けのものであれば、レンズとカメラセットで10,000円ぐらいで探すことは十分可能です。
そうなると合計で、20,000円を切るぐらいからのスタートも可能になってきます!

まずはそういったカメラから、お気軽に始めてみるという選択肢もありですよね。

要は、中古カメラには価格にもかなり幅があり、選び方次第では、敷居がそこまで高くないものも沢山あるのです!

イイトコのデジタルカメラ1機買うと20万は普通に超えたりするので、そう考えるとフィルムカメラを始めるのは予算的にも案外ハードルが下がるのではないでしょうか?

ご自身の予算と好みに合わせて、ぜひ検討してみてください^^

必要最低限だけ抑えてまずは撮りにいってみよう!

フィルムカメラに関しては、とにかく得体の知れないとっつきにくさというイメージが先行しがちですが、何事もまずは大まかでも道筋が見えると進みやすくなります。

今回ご紹介した9つのアイテム。

①フィルムカメラ本体

②フィルム

③交換レンズ

④レンズフィルター

⑤ドライボックス(除湿庫)

⑥ストラップ

⑦電池

⑧カメラバック(カメラケース)

⑨掃除キット

これらをまずは念頭においていただき、最初から全部揃えるのは大変だよ〜という方は、とりあえず最初の3つ「カメラ本体」「フィルム」「交換レンズ」さえあれば始めることができるので、ぜひまずは手をつけてみることをおすすめします!

 

いよいよ次回は、実際に私が初めてフィルムカメラで撮影していく手順に入っていきます。

まず前半は撮影する前のカメラの設定からシャッターをいざ切るまで!

そして後半で撮影後の現像や、写真データの取り扱い方などについて、こんなことに困った!など実体験からリアリティある情報をお届けできればと思います。

乞うご期待!

著者紹介:かどの りか

著者紹介:かどの りか

家族写真をメインに活動するフォトグラファー。
デジタルカメラしか使ったことはなく、自己表現の幅を広げるべくフィルムカメラの世界に足を踏み入れました。
比較的若い世代にも、クールで味わい深いフィルムカメラの良さを気軽に楽しんでもらえるよう、同じ目線で綴っていきます。

▼さくらふ写真HP
https://www.rikadono.com/rikadono/

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