2020.09.04

【フィルムカメラ遊泳記6話】 初心者でも簡単!フィルムカメラの操作方法

こんにちは!

フィルムカメラ初心者の私かどのがお送りする、

「フィルムカメラはとっつきにくい」と感じている人でも気軽に楽しめる連載。

今回の第6話は、フィルムカメラの操作方法について!

 

初めての人にとって一番どきどきな場面ですね。

しかし!

私が実際に初めてトライしてみた率直な感想「そこまで難しくないじゃん!」です。

 

そう、一見操作方法がやっかいに見えるフィルムカメラですが、

以下解説していく手順を一度覚えてしまえば難しくありません。

 

初めて使う人がまず知っておくと良い手順を簡単に解説していきます!

機種によって扱い方は変わってきますが、今回は私が初心者1台目として使用している「NikonFM2」を例に挙げていきます^^

↓なぜ初心者1台目としてこの機種を選んだのか?は下記記事をご覧ください。

【フィルムカメラ遊泳記 3話】  1台目の選び方ポイント!「NikonFM2」が初心者におすすめな理由

 

操作方法

①フィルムの入れ方

ここは一番アナログっぽさ全開。

デジタルカメラとの大きな違いになってきます。

覚えるまでは少しわかりづらい点なので、少し丁寧に解説していきますので安心してくださいね^^

その前にフィルムは何を選べばいいの?とここで聞きたくなった方は以下記事をご参照ください。

【フィルムカメラ遊泳記 3話】  1台目の選び方ポイント!「NikonFM2」が初心者におすすめな理由

 

1.まずはカメラ本体のフィルム室の蓋をあけます。

これは7不思議の1つ、どこから開けられるのか私は最初全然わかりませんでした。

【フィルムカメラ遊泳記 2話】 超基本操作!初心者が陥りがちなフィルムカメラの七不思議

このつまみを手前に引きながらレバーを上に引っ張ります。

するとカチャッと開かずの扉がオープン。

 

2.フィルムをケースから出し、フィルム室へ装填していきます。

レバーを持ち上げてはめ込みます。フィルムは上下ひっくり返して入れます。
フィルムケースには凹凸の凸の方が上を向いて入っていたかと思いますが、それを下にして装填していきます。

余談ですが「装填」って読めますか?

「フィルムを装填する」という使い方をよくするそうなのですが、私はもちろんググりました。

 

「ソウテン」と読むのですが、意味が「銃砲に弾薬を詰め込むこと。」とのこと・・!

カメラの歴史を辿れば戦場を記録する役割も担ってきたカメラ、

撮影も命がけの戦いだったんだなと思いを馳せたり。

まさにフィルムは写真を撮るための起爆剤となるという意味でも「装填」なのでしょうか。

 

意を決して装填してやりました。うす。

 

 

3.引き伸ばしたフィルムの先端をスプール(溝)に差し込みます。

差し込みというのがちょっとわかりづらいかもしれませんが、
スプールという縦長の穴があり、軽く差し込みます。

 

4.レバーを引いてフィルムを巻き上げていきます。

1回巻き上げレバーを手間に引き、先ほど差し込んだ先端がしっかり巻かれていることを確認します。

この時、小さい四角形のとっかかりに上下それぞれがしっかり噛み合っているかどうかを必ず確認。

これが外れていると上手く巻き上げができなくなります。

 

5.フィルム室の蓋を閉めて、フィルムのたるみを引っ張ります。

フィルムを引き出した分の長さによってはフィルムがたるんでしまうことがあるため、
フィルム室の蓋を閉めたあと、巻き戻しクランクを矢印の方向に軽くゆっくりと回し、フィルムがぴんっと引っ張られる感覚になるようたるみを取ります。

6.「空シャッター」という動作を行います。

フィルムの先端部分には枚数に含まれない余分な長さがあるので、その分を巻き上げて1枚目のところまでもっていく作業です。

フィルムカウンターというカメラ上部の小窓に、最初は「S」が表示されています。

フィルム室の蓋を閉めたあと、「巻き上げ→シャッターを切る」の動作を何回か行い、

フィルムカウンターの白い印の下に「1」の数字が出たら順に完了です。

↓シャッターボタンはこちら

これでフィルム装填は以上です!

最初こそ戸惑いますが、慣れてしまえば案外簡単にできそうですね^^

 

②電池を入れる

あれ?機械式フィルムカメラなのに電池が必要なの?と思った方、良い質問ですね~。

最初の1話目でちらっと触れましたが、ほとんどマニュアル操作の機械式フィルムカメラの中でも、露出計が内蔵されている機種があります。

露出計を起動させるために電池が必要となっているのです。

 

電池を入れる電池室は、カメラ本体の下部にあるので、1円玉などで蓋をあけます。

NikonFM2では酸化銀電池「SR44」を2個使います。

電池の種類ってかなりあるから迷いますよね、、、私は電気屋さんで聞いてすぐ見つけてもらいました。

小さい割にわりとお高めでした;

 

NikonFM2は、露出計以外に電池を消費しないので、約1年くらいは電池がもつと言われています。

しかし、長い期間カメラを使わない場合などは、必ず電池を抜いた状態で保管しましょう。

理由は、電池の劣化・液漏れ等でカメラを痛める事があるためです。

 

電池選びについてはこちらの記事をご参考にしてみてください。

フィルムカメラの電池で迷ったら読む記事 種類と選び方

 

③感度の設定

ISO感度の設定をしていきます。

4話のフィルムの話でも触れましたが、使うフィルムによってISO感度は固定されているため、フィルムを装填した段階でISO感度も設定しましょう。(私はデジタル一眼レフと同様に考え、シーンによってISOを変えてしまうという失態を犯しました。。)

シャッターダイヤルの中の小窓にISO感度が表示されています。

普通にダイヤルを回すと、シャッタースピードの方が動いてしまうので、あれ?と思うかもしれませんが、

ギザギザのダイヤル部分を上に持ち上げながら回すと、小窓の中のISO数値だけ動かすことができます。

この辺りもアナログ感満載ですよね〜!

フィルムのISO感度は、フィルムやパッケージなどに堂々たる記載がありますので迷うことはありませんね。

↓フィルムの種類や入手方法などについては、下記記事をご参照ください。

【フィルムカメラ遊泳記 4話】  フィルムの種類って?お気に入りを見つけて表現を楽しもう!

 

④絞り値の設定

絞り値を動かす絞りリングは、下記写真の黄色い文字の方です。

デジタルカメラだと画面上で操作するところ、メモリを直接手でくるくるして調整するんですね。

このメモリが何気にカラフルになっていて、数字も彫り込まれていて、素敵。

 

⑤シャッタースピードの設定

こちらは先ほどちらっと触れましたが、シャッターダイヤルを回して決定していきます。

 

⑥ファインダーを覗く→ピント合わせ

ここは正直最初かなり戸惑いましたが、、、新鮮でとっても感動するポイントです!

そのままファインダーを覗くと、ぼやぁ〜っとしてピントがあっていない状態です。

最近のデジタルカメラにはオートフォーカスという自動でピントが合う機能が備わっていますが、

こちらのレンズはマニュアルフォーカスなので、ピントを合わせるにはピントリングを回して手動で調整していきます。

↓ピントリングは下記写真で言う緑の方。

マニュアルフォーカスレンズには、「スプリットイメージ」や「マイクロプリズム」と言う、よりピントを合わせやすくするための機能が付いているものがあります。

ピント合わせをしない状態でファインダーを覗くと、下記写真でいうと右側の状態になっています。

酔いそう、、、と三半規管の弱い私はこの絵面をとても長くは見ていられなそうでした。(三半規管は関係ないか笑)

この上下の絵が、ピントリングを回していくとピタッと一致する場所があるので、そこがピントが合った状態のサインです。

↓詳しい解説はこちらも参考にしてみてください。

【撮影基礎講座8】ピントっていったい何?すぐにわかるボケの原理

⑦適正露出の決め方

先ほど電池を入れて起動させた露出計。

ファインダーを覗くと、右側に赤いランプが付きます。

露出の+と−を示していて、「」が適正、「+」は明るめ、「ー」は暗め。

ここで表示された露出を参考にしながら、自分の表現意図に合わせた設定をしていきます。

露出を決めるには3つの要素「絞り・シャッター速度・ISO感度」が主に関わってきます。

フィルムカメラではフィルムによってISO感度は固定で決まっているため、主に「絞り」と「シャッター速度」で露出の調整していくことになります。

具体的な撮影時の操作例としては、例えば逆光で太陽が正面にくるような構図で撮りたい時、カメラは強い光を察知して暗めの露出設定をしようと起動します。

なので使い手側は、設定を少し明るめにいじってちょうどよくなるように調整します。

この辺のカメラ操作についてはこの記事も参考にしてみてください。

【撮影基礎講座6】マニュアル露出でワンランク上の写真。露出計を使ってMモードで撮ってみよう

 

⑧フィルム巻き上げ→シャッターを切る

フィルム装填のときにも行った、レバーの巻き上げをします。

先ほど「1」の状態にしてある人は、そのまま1枚目のシャッターを切ることができます

フィルムカメラでは、1枚撮ったら1回レバーを巻き上げてフィルムを送ります。

巻き上げずにシャッターボタンを押せず「故障した?!」と焦るのは誰しも通る道。

レンズの蓋を開け忘れたままファインダーを覗くと真っ暗、「故障した?!」というのと同じくらいのイージーミスと思えば怖くありません。

さぁ!いよいよ準備万端。シャッターを切ります。

手間暇かけてようやく1枚を撮る。この作業がフィルムカメラを扱う醍醐味ではないでしょうか。

 

感想

早速やってみて、いかがでしたでしょうか?

確かに最初は設定にすごく戸惑うし時間がかかりますが、慣れてしまえば簡単そう・・そう思えたんじゃないでしょうか。

私は思っていたよりも簡単に感じましたし、デジタルカメラやスマホカメラが無い時代、子供でもフィルムカメラを扱っていた時代があるので私にだって使えないものでは決してないよなぁと思いました。

むしろ私はオート機能が揃ったデジタルカメラのように、自分の知らないところで機械が自動的に動かしてくれるより、

自分の手で動せる感覚、写真に深くコミットできる感覚を持てるのですごく嬉しいし楽しいです。

それに撮りたいものに集中できるし、撮った写真を見れないどきどき感がたまりません。

この記事を書いている時点ではまだ現像写真を見れていないので本当に撮れているか心配でしかないです。笑

(最初にISOを変えてしまったり露出計の存在を知らずに適当にとっていたので半分以上はボツの予感です。笑)

最初は1枚とるのに5分くらいかかりました。

仕事で家族写真を撮る時はデジカメで1時間500枚以上撮っているので、これは私にとってすさまじいカルチャーショック。

デジタルもフィルムも両方使いこなせたらめちゃかっこいいな~。

ゆるめですがそんな感じでじわじわフィルムの楽しさを実感しています。

皆さんもぜひハードルを下げて、じゃんじゃんフィルムカメラの世界にチャレンジしてみてほしいなって思います。

次回は、写真を撮ったあと、現像していく段階のお話です!お楽しみに^^

著者紹介:かどの りか

著者紹介:かどの りか

家族写真をメインに活動するフォトグラファー。
デジタルカメラしか使ったことはなく、自己表現の幅を広げるべくフィルムカメラの世界に足を踏み入れました。
比較的若い世代にも、クールで味わい深いフィルムカメラの良さを気軽に楽しんでもらえるよう、同じ目線で綴っていきます。

▼さくらふ写真HP
https://www.rikadono.com/rikadono/

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