2021.03.28

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記 NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Ai(作例・撮影Tipsあり)

オールドレンズ探訪記と第した新コーナー。

まだまだフィルムカメラもオールドレンズも初心者な私かどのが、様々なオールドレンズを使って、手探りで撮影していく記事です。

前回から雨樹一期さんもコーナー執筆に加わり、数えきれないほどのオールドレンズを地道に一本一本紹介していきます!

なかなか出かけれらない今のご時世だからこそ、改めてじっくり試してみたいレンズを探してみる手助けになれば嬉しいです^^

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NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Ai について

ニッコールレンズ、85mmの明るいレンズです。

見た目はかなり重厚感のあるずっしりめ。オールドレンズらしさを感じます。

*スペック表*

発売:1964年8月
レンズ構成:4群6枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:85mm
最短撮影距離:1m
絞り(F値):1.8~22
絞り羽根枚数:6枚
オートフォーカス:なし
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約420g

個人的に初体験だったのは、このレンズケース。なかなか画期的ですね。笑

今回も、ミラーレス一眼カメラSONY α7Rに装着して、撮影していきます。

装着した感じ。新旧を合体させたちぐはぐ感もあって、なんだか面白い。大きさの割りに重たいなぁと感じましたが、全体的にはコンパクトでそこまで持ち運びに重たさは感じなかったです。

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NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Ai 作例紹介

さて、NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Aiで撮影した作例を紹介していきます。

ニコンのオールドレンズは、ボケが硬く、ピント面のシャープさはピカイチだという感想をよく耳にしますが、確かに捉えた被写体はしっかり鮮明に描写できています。

日がもう暮れたあとに撮影へ出かけたのですが、絶妙な空の色合いの変化も再現していて、すばらしい。

水面に映る木にピントを合わせることも、難なく。

ピントを当てた場所がかなりくっきりと描写できるので、確かに硬いと言えば硬い印象ですが、真面目にやるべきことをやってくれる優等生といったイメージ。

すべて撮って出し、加工なしの写真を載せていますが、とにかく色味は濃すぎず薄すぎず、ちょうど良いクセのない味を出しています。

開放F1.8で撮ると、一気にオールドレンズらしい癖の頭角を現しました。

「ぐるぐるボケ」で有名な「HELIOS-44-2 58mm F2」ほどではないかもしれませんが・・いやでもかなりボケがぐるぐるしていますっ!

「HELIOS-44-2 58mm F2」のレンズについては下記記事で紹介していますのでこちらもぜひ。↓

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「HELIOS-44-2 58mm F2」(作例・撮影Tipsあり)

ちなみに先ほどのぐるぐボケの正体は、おみかん

ボケの楽しみ方と言えば、木漏れ日などの光を背景にすることが多いですが、規則的に並んだ模様や、色味の濃い模様などを背景にしても、玉ボケの描写を存分に楽しめます。

こちらもぐるぐるボケっぽくなっています。

上は開放、下は絞って撮影したもの。

下はただ葉っぱがずっとそこにあった感で面白みに欠けますが、上の開放で撮影したものは、葉っぱが舞い降りてきた特別な何かに見えるような・・・オールドレンズらしい世界観で撮影できるのは実に面白い!

赤くなりきらない黄緑色の紅葉の葉っぱを主役に、背景には真っ赤な紅葉を。

濃すぎず、染みすぎず、鮮やかすぎない、とっても綺麗な色だとわたしは感じました。

木の種類、枯れていく時期によっても、様々な色味が楽しめる木々。その違いもしっかり描写できています。

公園の木のベンチの上に残されていた宝の山。すてきだな〜

撮影Tips!背景に「黒」を置いてみよう

同じ被写体を写すにも、背景の色味が違うだけで印象はかなり変わってきます。以下の二枚を比べてみてください。

陽が落ちていたので、両方とも暗い印象という点では共通していますが、一枚目と二枚目では印象がガラッと変わりませんか?

一枚目のように、背景を黒にすると、

・写真全体を引き締める

・被写体を強調させる

・全体的にクールな印象に仕上げる

のような効果があります。

スタジオ撮影や物撮り撮影などでは黒バックも作ることは安易かと思いますが、実は屋外での撮影でも、黒バックは意外と演出できます。

今回は、両方とも同じ枝の紅葉を撮影したのですが、一枚目は日暮れ後の池の水面を背景におき、その水面には木の影が写っていたこともあり、ほとんど真っ黒状態の背景が存在しました。

ちなみに二枚目は落ち葉を背景にしています。

撮影するときは、色々な姿勢になって(通りかかった人に変に思われても気にしない!!)、様々な角度から覗き込んで見て、使えそうな背景を探しみてください。

一気に写真のバリエーションが増えるので、さらに撮影が楽しくなると思います^^

NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Aiを使用した感想

NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Aiは、撮影する者の意図をまっすぐ汲み取り、表現してくれる、実直なお方という印象でした。

お硬い描写と言われればそうなのですが、優しい色味も出せて、ボケの演出も現代のレンズでは味わえない特別感を感じられます。

他にもサンライズカメラでは、おすすめのオールドレンズを多数紹介、また随時オールドレンズ商品を入手・販売していますので、詳しくはHPやSNSにて、最新情報をぜひチェックしてみてください^^

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著者紹介:かどの りか

著者紹介:かどの りか

家族写真をメインに活動するフォトグラファー。
デジタルカメラしか使ったことはなく、自己表現の幅を広げるべくフィルムカメラの世界に足を踏み入れました。
比較的若い世代にも、クールで味わい深いフィルムカメラの良さを気軽に楽しんでもらえるよう、同じ目線で綴っていきます。

▼さくらふ写真HP
https://www.rikadono.com/rikadono/

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