2021.01.12

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「JUPITER-8 5cm F2 」(作例・撮影Tipsあり)

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。前回に引き続き、ご紹介するレンズはジュピターです。今回は「JUPITER-8 5cm F2」なので、50mmの標準レンズになります。

これも使ってみたかったオールドレンズです。使い勝手は今回の5cm(50mm)が良いですね。
「MC JUPITER-9 85mm F2」と同じ場所で撮影したので、ぜひ比べながら見て頂けたらと思います。

 

 

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「MC JUPITER-9 85mm F2 」(作例・撮影Tipsあり)

「JUPITER-8 5cm F2」について

「MC JUPITER-9 85mm F2」と同じく、Cael Zeiss(カール・ツァイス)のSonnar(ゾナー)のコピー品。

でもね、同じジュピターなのに、マウントが違います。

「JUPITER-8 5cm F2」はライカLマウントのアダプターになります。
関西人じゃなくても「違うんかーい!」って突っ込みますよ。しかも呼び名がいろいろあるんです。

・Lマウント
・ライカマウント
・L39マウント
・ライカL39マウント
・M39マウント

んーー、ややこしい!

僕はレンズの歴史など疎いですが、今オールドレンズをやっている方や興味のある方って、みなさん若いですからね。このレンズはどのカメラに使われていたのか?って、知らない方が多いです。

だからマウントには戸惑うと思いますが、一緒に少しずつ深めていきましょう。

マウントアダプターで使うライカL39マウント(LTM) 使用法・注意点まとめ

 

さて。今回使用したのは初期型でピントリングに指掛けが付いています。

50mmなので、やっぱり撮りやすいですね。作例にいく前に言っちゃいますが、はじめの一台としてこれも候補に入れてもいいと思います。

ちなみに、ジュピターはロシア語ではユピテルだって。「可愛いやないかーい!」

 

オールドレンズ入門に最適なロシアレンズ「ジュピター」(Jupiter)まとめ

第3回 Jupiter-8 50mm F2.0 Leica Lマウントで街ブラ写真

 

「JUPITER-8 5cm F2」作例・撮影Tips「光と共にあれ!」

とりあえず開放で一枚。「MC JUPITER-9 85mm F2」に比べると、ピントの甘さや滲みはそこまで感じませんね。まー、それでもカリカリッとはしてないかな。

「MC JUPITER-9 85mm F2」よりも、ボケはやや硬くなります。85mmと比べちゃダメですけどね。

絞り開放はF1.4ではなくF2になりますが、充分ボケてくれます。

さて。撮影開始時は曇っていたのですが、「なんかピンとこないレンズ」だと思っていました。
作例に、レビューはどうしたものかなと。

だけど数枚撮って、太陽が出てきた瞬間に、レンズのポテンシャルがアップ。

さっきの数分後の写真ですよ。RAW現像もしてない、ノーレタッチのjpg撮って出し。
いやいや、絶妙な柔らかさやん、と。

以前、「ヘリオスは撮って出しでもいい!」みたいに言いましたが、こっちのが好きかも。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「HELIOS-44-2 58mm F2」(作例・撮影Tipsあり)

 

太陽が出る前は100点満点で45点だったのに、一気に85点になりました。

続いてゴーストがどれだけ出るかを探ってみました。逆光でも太陽をしっかり隠すと出ませんね。

これは太陽が向かって右上にある状態。絞りは開放です。


これはしっかり出ましたが、光の入れ具合でゴーストが汚くなっちゃいますね。ゴーストに囲まれた部分というのかな。黒い筋が気になります。

んー、しっかり虹色の輪っかは出るんだけど、ゴーストだけで考えるとキレイではないかも。
個体差などあるかもしれませんが。

少し絞ってF8などで撮ると、絞りレンズの形がクッキリでますね。

ただ、ゴーストが出ないギリギリラインはめっちゃキレイです。
ファインダーを確認しながらコントロールしましょう。

逆光だとよりふわっと、白っぽくなりますね。玉ボケの丸みもいいなぁ。
「MC JUPITER-9 85mm F2」と同じく、写真の端まで丸さを保ってくれます。

写真を見ての通り、凧揚げをしてます。
ここで見て頂きたいのは周辺光量落ち。写真の四隅が暗くなっているのが分かります。

順光だと魅力は半減するかもしれませんが、発色はなかなか良いですね。

50mmのレンズにしては周辺光量落ちが出ていますが、オールドレンズを楽しみたいならこれはむしろプラス要因かと。

いずれも開放で撮っています。

うん。「MC JUPITER-9 85mm F2」ほど、ピントは甘くないですね。

 

 

「JUPITER-8 5cm F2」を使用してみた感想

50mmなので、やっぱり単純に撮りやすいです。標準域のオールドレンズは割と安価で手に入りますが、最初の一台としての候補に入れてもいいと思います。

理由としては、開放から割としっかり撮れる、発色も良くて、コントラストも程良い。
そして、自然の光がある時の抜群の破壊力。周辺光量落ちも味です。

残念な部分はゴーストが汚くなることと、最短撮影距離で1mなので、被写体に寄って撮ることが出来ないこと。
クローズアップフィルターを使えばいいのですが、そこはやっぱりレンズの性能でもっと寄りたかったかな。

ほんとにね、陽が注いでるなー、ぽわわわーーんって写真になるんです。
撮っていて「うわー」って言っちゃうんです。

「MC JUPITER-9 85mm F2」はごまかしが効かないオールドレンズだったけど、「JUPITER-8 5cm F2」は誰でも雰囲気を出せそうです(笑)。

 

 

おまけ「おすすめの標準レンズ」

さて、オールドレンズで焦点距離が50mm付近の候補ってたくさんあります。これまで僕が試した中では、

鮮やかで描写力と立体感があり、とろみのあるボケがたまらないのは上記の写真、「Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4」

安価でレトロ描写と虹色のゴーストを楽しみたいのなら上記の写真、「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」

グルグルボケと癖のある描写が好きなら上記の写真、「HELIOS-44-2 58mm F2」

解像度よりも、低い明瞭度で滲みのある緩い描写を求めるなら上記の写真、「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4」

安価な割に描写のバランスが良く、失敗したくないのなら上記の写真、「Canon NEW FD 50mm F1.4」

柔らかく温かみのある写真が撮りたいなら、今回ご紹介した上記の写真、「JUPITER-8 5cm F2」がオススメですね。

いやぁ、これは欲しいな。

 

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。
その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

HP : 雨樹一期写真事務所
blog : フィルム寫眞手帖

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