2021.01.26

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「Leica ELMAR-M 50mm F2.8 」(作例・撮影Tipsあり)

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。今回のオールドレンズ探訪記、ご紹介いたしますレンズはついにきました!

ライカですよ(ドドン!)。

はい。「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」のご紹介です。
ついついライカなので大袈裟になりましたが、はじめて使うわけではなく、同じエルマーでもF3.5は撮ったことがあるし、ズミクロンも撮影してコラムも書いています。

オールドレンズ撮り比べ ⑤ Leica Elmar 5cm F3.5(作例あり)

オールドレンズ撮り比べ⑯「Leica SUMMICRON-M 5cm F2 固定鏡胴・前期(ライカM用ズミクロン)」(作例あり)

 

それでも、どうしても、ライカってちょっと構えてしまう存在なんですよね。他のメーカーにはない魅力を感じます。
カメラやレンズの質感、描写の空気感。そしてロマン。持っているだけで、巨匠のような眼光で被写体を探しはじめます(笑)。

 

 

「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」について

「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」は外観がシルバーだけではなく、ブラックもあります。これもステキですね。
Sony α7にめちゃくちゃ馴染んでいます。

マウントアダプターはLeica M。「Elmar 5cm F3.5」はLマウントでしたが、同じライカでも違います。
ここらへんがなかなか覚えられませんが、ご購入の際はお気をつけください。

沈胴レンズなので、レンズの前面を出した状態で取り付けて撮影をします。
レンズを沈めた状態だと撮影が出来ませんし、内部の撮像素子(イメージセンサー)を傷付けてしまうかもしれないので、ご注意下さい。

調べてみると「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」は1995年発売とのことで、復刻レンズみたいな感じになるのかな。
めっちゃキレイに撮れ過ぎるけど…と思っていたらそういうことですか。オールドレンズとしては比較的新しい部類ですね。
オールドレンズだなって感じのゴーストも出ましたけど。

ちなみに、このレンズを使うならどのカメラがいいか。
ライカのデジタルカメラ「Leica M10」が100万円くらいするのかな(笑)?
Sony α7の初代は、10万円以下。

今回の作例は、もちろん「Sony α7」です。「Sony α7Ⅲ」も持っていますが、なんとなくオールドレンズは「Sony α7」で使っちゃうんですよね。
それでは、キレ味抜群の作例をどうぞ!

 

「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」作例紹介

とりあえず開放での一枚。なかなかキレ味するどい写真になりますね。ボケはやや硬めかな。
「Elmar 5cm F3.5」と比べると、全体的にも描写が硬く感じます。もちろん、いい意味で。

前ボケを入れて撮影してみました。開放からカリッとした描写ですね。

「Elmar 5cm F3.5」と同じく、製造から50年以上経っていると思っていたので、それを考慮してレトロスポットで撮影してきました。
実際は1994年発売ってことでしたが、愛称は良かったですね。

フィルムの二眼レフ「ローライコード」もここで撮影しました。

フィルムカメラ名機 撮影散歩⑨ROLLEI CORD Vb type 2 / Xenar 75mm F3.5(ローライコード クセナー)

最近のコラムでは、「開放で撮影すると滲むような甘い描写をするオールドレンズ」が多かったので、このキレ味の鋭さにはすぐに気が付きました。
どちらがいいかは好みになりますが、全然違いますね。

開放でF2.8になるので、F1.4のオールドレンズを使っているとボケが物足りなく感じそうですが、画像に締まりがあるので立体感はありますね。
なんというか説明しにくいんですよね。ただ、他とは違うんです。
ライカという言葉に洗脳されているのかな(笑)?


ライカってなんとなくモノクロで撮影したくなりますよね。やっぱり洗脳されてる!?
「Elmar 5cm F3.5」は発色がいまいちでモノクロがハマったのですが、「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」は発色が良いのでカラーがオススメ。

上記の写真は突っ込みどころ満載な写真ですが(笑)。これぞ大阪のごった煮感なんです。

僕のコラムでは登場回数多めなハート柄の猫ちゃん。撮影が冬なのでどこかに隠れてるかなーと思っていたけど、しっかりいつもの場所にいてくれました。

にしても、ほんとキレイに撮れるんですよね。
ここでの掲載は写真を小さくしていますが、等倍で見ると毛並みの再現などもすごいです。

ちょっと逆光で撮影したかったので(ゴーストを出したかった)、日向に呼び出しました。
猫を誘導する怪しいおっさんですが、この街はそんなおっさんがベースなので全く気になりません(無茶苦茶言うてるな)。

ちなみに猫撮影の基本は、同じ目線にすること。それだけで、リアリティーが全然違ってきます。
なので、これよりもっとローアングルでの撮影がオススメ。

 

写真の表現力アップ講座②猫のかわいい撮り方とコツ

最近使ったオールドレンズの中では控えめですが、ゴーストもしっかり出ますね。
現代的なレンズのゴーストではなく、プラスチックレンズみたいなゴーストです。これぞ、オールドレンズらしさですね。

でも写真全体にではなく、ちょうど左上の余白を埋めてくれる、控えめ感がちょうど良いです。

「Elmar 5cm F3.5」同様、画面を切り裂くようなゴーストも出ました。
虹色ゴーストも好きだけど、これも好き。

ゴーストのキレ味まで鋭い。

 

撮影Tips「アンダーで撮ろう」

発色も良くて、締まりがいいレンズです。明るく(オーバー)撮ってふわっとさせるよりも、その個性を活かすのなら暗く(アンダー)撮るのがオススメです!
もちろん、そこは好みですけどね。

二枚を比べてみてどうですかね?
もちろん場所にもよりますが、そもそもライカのイメージってゆるふわ系じゃないでしょ?
だから二枚目がしっくりくるんです。

一枚目をモノクロにしてみました。ふんわりより断然コチラがいいですね。
フィルムカメラで撮るなら、コントラストが強めなフィルムなんて良さそう。たとえば「Lomography Earl Grey100」とか。

発色も良いので、リバーサルフィルムでも良さそうです。富士フィルムの「Velvia 100」とか。
ていうか、そもそもがVelvia100の描写に似てますね。鮮やかで黒の締まりがいいです。

ミレーレス一眼での撮影なら後からレタッチも可能ですが、アンダーを意識して撮影する(露出補正−1〜-2)といいですね。

やっぱりその場で結果を想像して撮るのと、レタッチを考慮してカメラ任せで撮るのでは違います。

それは結果にも出ますよね。被写体選びや光の使い方が変わってきますから。

 

写真の表現力アップ講座①カメラの上達に欠かせない露出補正とは?

 

「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」を使用してみた感想

とりあえず、マイナス面がほぼありませんでした。でもNikonなどの優秀なレンズとはまた描写が違うんですよね。
色の乗りもよく、開放からピントの甘さもありません。

なんていうのか、他のオールドレンズにはないソリッド感があります。

ミラーレス一眼でのみの撮影ですが、「Elmar 5cm F3.5」と比べると、遠景の再現が全く違いますね。
「エルマーF3.5」はかなり甘くなりましたが、「ELMAR-M 50mm F2.8」は一転しっかりカリカリ描写に。

展望台付近をアップしても、かなり鮮明なのが分かります。

「Elmar 5cm F3.5」だと近景のピントは解像度が高いのですが、遠景になるとかなり甘くなっていました。
F2.8だからボカせるようになったイメージですが、むしろ遠景向きになりましたね。

パンフォーカスで街撮りするのもいいですね。

コントラストが強いというのか、暗い部分(黒)の表現が得意なレンズだと感じました。
でも明るい部分(白)はやや苦手なような。白飛びするけど、黒潰れはしないような。

って、締めが曖昧な表現になっちゃいましたが、オールドレンズらしさは「Elmar 5cm F3.5」の方が感じられましたが、「ELMAR-M 50mm F2.8」はキレ味が抜群でした。

フィルムで撮るなら「Elmar 5cm F3.5」の方が相性が良さそうですね。
同じエルマーでも、全く別のレンズだなって感じました。

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。
その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

HP : 雨樹一期写真事務所
blog : フィルム寫眞手帖

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