2021.03.17

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記 Voigtlander ULTRON 28mm F1.9(作例・撮影Tipsあり)

この世に数えきれないほどの種類が存在するオールドレンズ

そんなオールドレンズの中から、サンライズカメラがおすすめできるレンズを1本1本紹介していく、「オールドレンズ探訪記」と第したコーナーです。

これまでに数々のオールドレンズを使ってきた雨樹一期さんと、まだまだ初心者な私かどので、一緒に様々なオールドレンズで撮影をした作例をご紹介していきます。

ぜひ、お気に入りの一本を見つけてみてくださいね!

なかなか出かけれらない今のご時世だからこそ、改めてじっくり試してみたいレンズを見つける手助けになれば嬉しいです^^

「Voigtlander ULTRON 28mm F1.9」について

まず私、「voigtlander」を読めませんでした..「フォクトレンダー」と読むんですね。

フォクトレンダーは、オーストリアで生まれ(のちにドイツへ移転)、カメラが発明される以前の18世紀から活躍していた光学機器メーカーとしての顔を原点に持つブランド。

のちに長野県中野市に本拠を置く光学機器メーカー、コシナが、フォクトレンダー(voigtlander)のブランド名で製造・販売を始めて今にに至るとのこと。

非常に歴史ある最古のカメラメーカーの一つと言われています。

 

「Voigtlander ULTRON 28mm F1.9」の主な特徴としては、

・ボケ味が活きる大口径広角レンズ

・絞りから開放まで、シャープで豊かな階調表現

・ライカLマウントのレンズ

NikonやCanonといった大手メーカーとは一味違った、味わい深い描写が楽しめるレンズです。

スペック

焦点距離: 28mm
口径比: 1:1.9
最小絞り: F22
レンズ構成: 7群9枚
画角: 75°
絞り羽根枚数:10枚
フィルターサイズ:φ46mm
最短撮影距離:0.7m
距離計連動範囲:∞〜0.7mm(使用するカメラにより異なる)
最大径×全長:φ55.8×63.1mm(フード込み)
重量:265g
レンズフード:専用フード付き
マウント:Lマウント

今回も、撮影したのはミラーレス一眼レフSonyα7R

マウントは、バルナックライカのマウントL39を採用。くるくる回すだけで装着できて簡単、初心者にはありがたい!

コシナ・フォクトレンダーのおすすめ中古レンズ13選 手軽に味わうL・Mマウント

マウントアダプターで使うライカL39マウント(LTM) 使用法・注意点まとめ

「Voigtlander ULTRON 28mm F1.9 」の作例紹介

それではたっぷり作例を紹介していきます!

撮ってみて感じた主な特徴としては、

・光の温かみが絶妙!

・ボケ味とシャープ加減が絶妙!

・色のグラデーションがとても自然体、階調表現が豊か

窓から差し込む光がとても柔らかくてきれい。

光や影を写すときに個人的に思うのは、

描写のコントラストが強すぎてもなんだか押し付けがましいと言いますか、逆にもやっと柔らかすぎても大袈裟に感じる。

その間のいいとこ取りをしたような描写というのが、撮ってみた第一印象です。

蜂蜜屋さんで見せてもらった、蜂の巣(と早咲き桜)。細かい穴のプチプチまでちゃーんと描写できています。

↑あえてのピント外し。3月の14時くらいに撮影したものですが、なんだか冬の西陽感。

フレア・ゴーストも綺麗に入って感激!!

逆光にも負けず、柔らかい光の演出をしてくれました。

(↑確かF5.6、↓F1.9)

謎の彫刻。

ほうぼう(魚)もびっくり!?な描写力。

グラデーションがすごく良い感じ。

極端に色の境目がつきすぎてなくて、でもデジタルカメラよりは濃淡がはっきりしている階調が絶妙です。

ボケは激しく、でもピントが合っている部分は非常にシャープな描写ができます。

「絞りから開放まで、シャープで豊かな階調表現」というのも納得です。

(↑F8、↓F1.9)

(↑F8、↓F1.9)

(↑F8、↓F1.9)

撮影Tips!被写界深度を操る

背景をぼかしたいとき、まず絞りの値を開放にすると良い。というのは初心者の方でもなんとなくわかると思います。

そこで、もうひとこえっ!

背景をぼかすためには、ピントを合わせた部分と、後ろの背景との間に、”距離”があればあるほどぼけます。

こちらの桜の写真のように、1つの木に沢山咲いていて、背景がちょっとごちゃごちゃしてしまう場合、1つ前の写真のように、被写体と背景との間に少し距離をとってみてください。

周りの桜の花びらとの距離が近いか遠いかで、背景のボケ方が大きく変わってきます。

ボケればボケるほど、ピント部分が浮き彫りになってきます。

特に、今回のフォクトレンダーのようなボケ味が生きるレンズや、周辺露光が落ちるオールドレンズだと、より中心が強調され、印象的な絵になります。

スマホで撮影すると、最近の「ポートレートモード」使ったってなかなかこんな描写は叶わないので、やっぱりオールドレンズって面白い。

↑立ったまま撮影。何を主張したいのかよくわからない図に。

↓しゃがんでお花を前ボケに入れてみると、雰囲気がガラッと変わりました。

常に、自分の立つ位置やアングルを変えてみることをおすすめします!

背景をどれだけぼかすか、被写体をどんな存在に仕立てたいか、

作例意図によって簡単に操作できるようになれば、表現の幅がさらに広がってきます^^

ちなみに被写界深度とは、「見かけの上でピントが合っているように見える範囲」というもの。

ピントが合っているとき、厳密には焦点が合う場所は1カ所しかありません。
ですが、その前後にも人間の目で見たときに「実質的にピントが合っているように見える」範囲があります

(被写界深度がわからない方は、こちらをご参照あれ↓)

【撮影基礎講座3】レンズの「絞り」徹底解説!被写界深度でボケとピントを操ろう。

「Voigtlander ULTRON 28mm F1.9」で撮影した感想

非常に使い勝手良く、味わいのある写りだけでなく繊細な写りも、バランスよく楽しむことができるレンズです。

特に、ボケや光を上手に取り扱うことで、一味違う写真が撮れます。

広角で明るいオールドレンズをお探しであれば、ぜひおすすめしたい1本です。

他にもおすすめできるフォクトレンダーのレンズがございますので、下記記事も合わせてチェックしてみて下さい^^

コシナ・フォクトレンダーのおすすめ中古レンズ13選 手軽に味わうL・Mマウント

フォクトレンダー BESSAシリーズまとめ 中古でレンジファインダーを味わおう!

オールドレンズ入門に最適なロシアレンズ「ジュピター」(Jupiter)まとめ

著者紹介:かどの りか

著者紹介:かどの りか

家族写真をメインに活動するフォトグラファー。
デジタルカメラしか使ったことはなく、自己表現の幅を広げるべくフィルムカメラの世界に足を踏み入れました。
比較的若い世代にも、クールで味わい深いフィルムカメラの良さを気軽に楽しんでもらえるよう、同じ目線で綴っていきます。

▼さくらふ写真HP
https://www.rikadono.com/rikadono/

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