2021.05.20

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB(タムロン)」作例・撮影Tipsあり

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。オールドレンズ探訪記と題しまして、様々なレンズをご紹介していくコーナー。
今回は「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB」です。

前回がキレキレ描写の「ライカ ズミクロン」。焦点距離は28mmでした。今回は90mmということで、広角から中望遠に。描写もガラッと変わります。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記「Leica SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH(ズミクロン)」作例・撮影Tipsあり

同じ中望遠レンズでは、オールドレンズ探訪記で共に執筆している、かどのりかさんが以下のレンズをご紹介されています。
今回のコラムと比べて頂くと、ニコンとタムロンの違いも分かりますね。

最新ミラーレスカメラで使える!オールドレンズ探訪記 NIKKOR-H Auto 85mm F1.8 非Ai(作例・撮影Tipsあり)

 

 

TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB」について

個人的にタムロンさんには純正のレンズよりも低価格ってことで、デジタル一眼レフではお世話になっています。
絞り値を通しで使えるズームレンズ。いわゆる大三元レンズではタムロンはコスパがかなりいいレンズです。

安価だけど性能が悪いということもなく、描写面では純正で撮られたものと並べてもあまり区別がつきません。
さて、オールドレンズではどうなのでしょう。

マウントはOMマウント。同じOMマウントで、同じ90mmマクロで僕が神レンズと崇める「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」があります。

オールドレンズ撮り比べ⑦OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2(作例あり)

価格も全然違いますし、OLYMPUSは開放がF2に対してタムロンはF2.5。比べちゃいけないけど、比べちゃいますよね。

 

「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB」の作例

まずは開放での一枚。「Leica SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH」の撮影での一枚目と同じ場所です。
当然ではあるけど、全然違います。

下がライカ ズミクロンです。

広角と中望遠も差もありますが、ライカはキレキレ。タムロンはゆるゆる。

「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO」に戻ります。逆光で撮影。かなりフワッとしていますよね。これはこれで好きでありますが、描写はとても柔らかいです。

シャープと評判ではあるレンズですが、前回のライカのキレが良すぎたからか、シャープさはそこまで感じなかったです。

でもタムロンはここからが真骨頂。

「寄れるは神」と誰かが言っていました(誰が?)。マクロ撮影が出来るというのは、やっぱり嬉しいですよね。

ただ、明瞭度が低いというか、解像度が甘いというか、とにかく描写が緩いです。特に開放で撮った時。
シャープな部分もありますが、明るい部分がふわっと飛んでしまいがち。
良く言えば、柔らかいになりますが、気になった点ですね。僕個人としてはもう少しだけパキッとして欲しい。

これは中望遠オールドレンズあるあるですね。

ふわっと感を活かすなら明るく撮りたいですよね。RAW現像で少しだけ引き締めてあげて、ちょうど良い感じになります。

写真の好みって変わりますからね。個人的な話ですが、一時期はこのゆるい描写が好きでよく撮っていましたが、最近はフラットな感じでした。
でも前回のライカを撮影してからは、キレのある描写がいいなーとか思っちゃっています。

出会う時期が変われば、評価も違ったかもしれません。「この緩さめっちゃいい!」って(笑)。

だからいろんなレンズを持って、その時の気分や天候によってレンズを付け替えるのも、写真を楽しみ続ける秘訣なんですね。

キレの良さ、柔らかさ、発色の良さ、ゴーストの面白さ、バランスの良さ。オールドレンズって、とても個性的です。
連載コラムではいろんなオールドレンズをご紹介しているので、ぜひ読んで頂きたいと思っています。

と、なんだかまとめっぽく書いてしまいましたが、まだまだ続きます(笑)。

 

ミラーレス初心者でもドラマチックな写真が撮れる!オールドレンズの魅力や楽しさを大公開!!

しつこいですが、寄れるっていいですよね。オールドレンズって最短撮影距離が1m前後のものが多いので、これだけで嬉しかったりします。
ピンクのニクキューもばっちり。

表現の幅が広がりますよね。

だからマクロレンズって一台は持っておきたいです。

中望遠なので、寄ると逃げちゃう猫ちゃんも撮れます。

ボケに関しては、開放がF2.5ではありますが充分なボケ感ですね。
ピントを合わせるのが、少し難しいくらいです。

特にグッと寄って撮影するときのピント合わせはかなりシビアです。
身体が前後に揺れると、ピントはズレます。たとえな「この花をマクロで撮る!」って決まっているのなら、三脚を使うのがいいでしょう。

開放で、撮影最短距離で撮りました。ピントの合う幅がとても狭いですね(被写界深度が浅い)。

開放で撮るなら、距離感的にはこれくらいの方が良いかもしれませんね。

マクロ撮影をしたことがない方は、ピント合わせがシビアなのを知っておきましょう。

ピントの合っている部分はそれなりにシャープ感はありますね。

F11まで絞って空を撮影。カリっと感はあまりないのかな。色のノリもどちらかというと薄めになります。

 

撮影Tips「ゆるふわに撮るべし」

描写がどうしてもふわっとしてします。だったら、ゆるふわに撮ればいい!
ってことで、露出補正を+1〜2で明るく。さらにホワイトバランスを変えて撮影。

カメラ内でも色温度の設定が出来るかと思うので、色味を青〜緑系にしてみました。色温度だと、3,600〜4,000K(ケルビン)くらい。
RAW現像で変更してもいいですね。オールドレンズそのままの味も魅力的ではありますが、その個性を編集でより良くしてあげるのもオススメです。

色味と描写がマッチしていますね。

花もかわいく撮れます。

ボケもとろけていい感じですね。中望遠レンズでのこういう撮り方って意外と好きです。

しかめっ面ですが、、、この写真を見て、海が見える場所でポートレート撮影にも最適だと思いました。

ちなみにですが、前回の「Leica SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH」は、ゆるふわ系との相性が抜群に悪かったです。
撮りたい雰囲気とレンズ選びって大切だと改めて実感しました。

焦点距離も含めて万能レンズではありませんが、お花を接写で撮ったり、ポートレートを撮るのには最適です。

 

「TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO 52BB」を使用してみた感想

どうしても「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」と比べてしまうのですが、それの代替え品としては充分使えるなと思いました。

良くも悪くも開放での描写は滲みが少しあって柔らかいです。ポートレートとして使うのなら、むしろありかなと。
絞って撮ればある程度はカリッとします。
なので、撮影Tipsの通り、ゆるふわを撮るのにはオススメのオールドレンズになります。

OLYMPUSに比べて、TAMRONの方が価格もかなり安いので、マクロレンズを持っていない!中望遠が欲しい!出来るだけ安く!という方にはオススメですね。

 

 

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。
その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

HP : 雨樹一期写真事務所
blog : フィルム寫眞手帖

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